先日、重要文化財である大阪市立愛珠幼稚園に行ってきました。上の写真がそうです。スゴイでしょう、幼稚園に見えない…;;。
愛珠幼稚園は基本的には立ち入り禁止ですがが、年に数回見学できます。今回はその機会に見学にいってきました。
愛珠幼稚園とは
明治13年、北浜4丁目(大阪倶楽部北側)に創立されました。 明治16年に、鴻池家の持家を借りて今橋3丁目(現在の今橋2丁目、日商岩井ビルの南西)に移り、そして明治22年に大阪市に移管され、以後私立幼稚園になりました。
現在の敷地に移転したのは明治34年(1901年)で、明治33年4月に着工、翌3月に竣工しました。
参考:見学のしおり『重要文化財「大阪市立愛珠幼稚園」の建築』
普段は幼稚園なので当然立ち入り禁止です。年に1、2度、開放されることを知り、今回は子供の幼稚園探し(まだ先のことなのだが…)と、幕末明治スキーの両面から見に行って来ました。
愛珠幼稚園園舎の重要文化財指定書・遊戯室棟、玄関棟が飾られています。
愛珠幼稚園はあの緒方洪庵の適塾と隣接する場所にあります(入口は南北と全くの反対です)。
この辺りは、適塾と愛珠幼稚園の二つの重要文化財以外は、高層ビルが連なっており、このギャップがスゴイです。
上の写真は愛珠幼稚園と隣り合っている高層ビル群
しかし、この二つの重要文化財から見ると、幕末はこういう建物が連なっていたんだなと想像することができます。江戸時代はほとんどこのような建物が並んでいたのですね。
今回気軽に見学に行ってみると、幼稚園を見たいというよりは、重要文化財を見たいという方が多くて、混雑しに行列ができていました。
写真は入口にあった「銅座の跡」碑。
愛珠幼稚園を見学
行列の長さにビックリしましたが、せっかく来たのでならんで待つことにしました。約20分ほど待つとなんとか入る事ができました。
遊戯室に入ると有名なピアノ(イルムラーピアノ)、オルガン(前川製風琴)の前で説明があり、その後ピアノとバイオリンの演奏会が行われました。
ゆっくりと聴いていたい所ですが、娘が今にも騒ぎだしそうな雰囲気だったので、廊下に出て実際の幼稚園側を見学しました。
小さな手洗い場や教室、保健室などがあり、その前に小さな運動場に廻旋滑り台などの遊具がありました。この滑り台は確か重要文化財で、クルクル二周ほど内に滑るタイプです。階段はかなり急でした。
娘は滑り台の方へ行きたがっていましたが、今日は遊具を使うことができませんでした。残念…。
子供だけが遊びに来られる日も別に設けられているので(ただし年齢制限あり)、またその時にでも連れて行こうと思います。
最後に
今回の見学は園内の写真撮影が禁止されていたので、残念ながら館内の写真がありません。
年に数回見学できるので、興味がある方は一度見に行かれてはいかがでしょうか。
大阪市立愛珠幼稚園
郵便番: 541-0042
住所: 大阪市中央区今橋3-1-11
電話番号: 06-6231-0481
最寄り駅: 地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅下車 すぐ
http://www.ocec.ne.jp/yochien/kindergarden/aisyu/