インド式計算は条件によって、色々な解き方があります。
今回は11がある場合の掛け算です。例えば「54×11」や「32×11」など。
もちろん暗算で解くことができますよ!
インド式計算、11がある場合の掛け算を暗算で解く方法について練習問題4つを使って解説します。
日本の場合、11がある掛け算は筆算を使って計算する
11がある掛け算を筆算で計算すると上の図のようになります。
31×11だと、筆算の途中に31が2つずれた形で出てきて、最後に足し算をしていますね。
以上の筆算を踏まえて、今度は同じ問題「31×11」をインド式計算で解いてみます。
インド式計算11がある掛け算の解き方(練習問題1)
では同じ問題「31×11」をインド式計算で暗算で解いてみます。
上の図を見て下さい。1つ目の数字「31」を両端に引っ張ります。そして、その中に□をつくりましょう。
この□の数は2桁の掛け算だと「2-1=1個」に、3桁の掛け算だと「3-1=2個」になります。
上の場合は2桁の掛け算なので□を1つ作りました。
次に「31」の両方の数字を足します。「3+1=4」
この4を□の中に入れて下さい。すると答えは「341」になります。
※筆算で解いた場合と比較してみて下さい。
何問か解くだけで簡単に暗算で解くことができると思います。
インド式計算11がある掛け算の解き方を図解
今解説したインド式計算・11がある掛け算を暗算でする方法をまとめました。
- 数字を左右に引っ張り、「桁数−1」分のスペース(□)を作る
(2桁なら1個、3桁なら2個) - 両端の数字を足す
- ②で足した数をスペース(□)に入れる
とても簡単でしょう。比較的頭の中でイメージしやすいパターンだと思います。
以上の解き方を理解したら、練習問題2〜3をインド式計算で暗算してみて下さい。
インド式計算法を使って、11がある掛け算を暗算できましたか?実際に計算することであっという間に覚えられます。
練習問題2と3の解き方も下にまとめているので合っているかを確認して下さいね。
インド式計算11がある掛け算の解き方(練習問題2)
練習問題2「42×11」をインド式計算で暗算で解いてみます。
上の図を見て下さい。1つ目の数字「42」を両端に引っ張ります。そして、その中に□をつくりましょう。
□の数は2桁の掛け算なので□を1つ作りました。
次に「42」の両方の数字を足します。「4+2=6」
この6を□の中に入れて下さい。すると答えは「462」になります。
インド式計算11がある掛け算の解き方(練習問題3)
練習問題3「63×11」をインド式計算で暗算で解いてみます。
上の図を見て下さい。1つ目の数字「63」を両端に引っ張ります。そして、その中に□をつくりましょう。
□の数は2桁の掛け算なので□を1つ作りました。
次に「63」の両方の数字を足します。「6+3=9」
この9を□の中に入れて下さい。すると答えは「693」になります。
インド式計算11がある掛け算の解き方(練習問題4・繰り上がり)
2つほど練習問題をするとすぐに解けるようになったと思います。
実は繰り上がる問題もあります。下の練習問題4を見て下さい。
途中までは先程のインド式計算法で解けますが、今回は「8と3を足した時に」繰り上がってしまいます。
この場合は以下のように解きます。
練習問題4「83×11」をインド式計算で暗算で解いてみます。
上の図を見て下さい。1つ目の数字「83」を両端に引っ張ります。そして、その中に□をつくりましょう。
□の数は2桁の掛け算なので□を1つ作りました。ここまでは同じ。
次に「83」の両方の数字を足します。「8+3=11」
□の中に入れられる数字は一つだけなので、1の位の「1」だけを入れて下さい。
十の位の「1」は繰り上がるので、3桁目の8に1を足す形になります(上の図参照)
3桁目は「8+1=9」。答えは「913」になります。
理解できましたでしょうか?繰り上がると少しだけ、一つ工夫が必要になります。
最後に
インド式計算11のある掛け算の解き方を理解できると、あっという間に暗算できたと思います。
練習1〜3は繰り上がらないので、数秒で解けるかと思います。
練習問題4は繰り上がりがありました。
繰り上がりは一見難しそうと感じるかもしれませんが、繰り上がりの数は「1」だけなので、左右に引っ張った「左の数字に1足す」だけです。
慣れると簡単に解くことができますよ。
計算問題の掛け算で11が出てきたらラッキーです。ぜひこの機会にチャレンジして、暗算で解けるようにしましょう。
さらに詳しく
これまで紹介したインド式計算の解き方をまとめています▼
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