毎年、夏になると水の事故(水難事故)が相次いでいます。
この季節が来るといつも思いだすのは、水泳が得意にもかかわらず、それが全く役に立たなかったという苦い思い出を今回は書いてみたいと思います。
水の事故が起こる原因はどういうところにあるのか、また防止策なども紹介します。
川の流れにピンチ!得意の水泳が全く役にたたない
僕の川での苦い思い出を書いてみます。
水泳は1級をクリアし特進クラスになるぐらいの実力
僕は小学生と中学生の間、スイミングスクールに通っていました。
長年続けていると1級(400m個人メドレーをクリアするのが目標)を終了し、特進クラスになることができました。
特進クラスは時間がくるまで長時間泳いだりするのを中心としたクラスです。
そんな水泳得意時代に川遊びに行った時の話です。
川の一箇所が急に深くなり、体まで水に浸かる
川付近でバーベキューをした後、友達と川の方で遊ぶようになりました。(上の絵のように)川には足だけ浸かっていた状態です。
その時に突然ピンチが訪れます。
川の一箇所だけが深くなっていました。そこにハマると急にビーチサンダルが脱げそうになります。
ビーチサンダルが脱げないように体を動かすと体まで川に浸かってしまい、突然自分自身が流されそうになりました。
このようになると完全にパニック状態!
この時はビーチサンダルを流さないようにと、自分も流されそうになるのを阻止しないとという思いが同時に脳裏にありました。
途中からは流されそうになる方にあたふたしてしまい何も出来ません。
長年スイミングを続けて鍛えられた水泳はこの時には全く役にたちませんでした。
パニックになると得意の水泳が役に立たない
人間パニックになると何も出来ないんだなというのを実感しました。プールの水では波や流れがないので、こういう時は何の役にも立たないんですね。
最終的にビーチサンダルを流して、なんとか川から脱出し事なきを得ました。
あの時の川の流れを毎年夏になると思い出します。
水難事故が起こる原因と防止策
ここからは水難事故が起こる原因と防止策を紹介します。
水難事故を引き起こした一番の原因は、子供たちだけで川で遊んだこと
「川の流れはあっさり人を流してしまう力がある、自然を侮ってはいけない」ということを初めて学びました。
ビーチサンダルを流してはいけないという思いも同時にあったので、よりピンチになったのだと思いますが、水難事故を引き起こした一番の原因は、子供たちだけで川の方で遊んだことです。
友人と一緒だと、一人でいる時より警戒心が弱くなりますね。多少のことは平気で無茶をすることもあります。
そういう所から水の事故が起こってしまうのでしょう。
海や川で遊ぶ時はラフジャケットやヘルパーなど体が自然に浮くものを最初から取り付けておくこと
今回の経験を得て、海や川で遊ぶ時は何かアクシデントがあった時の準備をしておかなければいけないなと感じました。
急に深くなったり、波が高くなったり、流れが速くなったりすることがあることを知っておかなければなりません。
水難事故は笑って遊んでいた直後に突然やってきます。パニックになると人は何もできません、もちろん水泳が得意でも。
そのいう時の為にライフジャケットやヘルパーなどで体が自然に浮くようなものを最初から取り付けて置く必要があるなと感じました。
ライフジャケット2千円台で買えます。大人でも溺れそうになるので、子供の場合は尚更。
子供、特に幼児から小学生は大人以上にアクシデントが起こりやすいので、それを避けるための道具を用意しておかなければいけないんだというのをあの時に学びました。
最後に
水泳が得意なのに、川の流れには何もできなかったという苦い思い出をご紹介しました。海よりも河川や池の方が急に何かが起こりがちです。
あの時の苦い経験は次に生かしていきたいなと。何かが起こってからでは遅いですからね。
特にバーベキュー中は子供だけが川の方に行ってしまいがちなので、必ず親も同行するようにして下さい(これ重要)。
夏の水の事故にはくれぐれもご注意ください。
ライフジャケットやヘルパーを当たり前のように着ておくようにしましょう。もしもの時に安心です。