追記
企画展「こども展」は大阪、東京とも終了していますが、初めて子供が美術館に行ってきたので興味がある方は読んでみてください。
「こども展~名画にみるこどもと画家の絆~」が大阪にやってきたので行ってきました。東京で行われる時から興味があったので、ずっと楽しみにしていました。
色々な表情の当時の子供たちに出会えます。本当に行って良かったですよ!
こども展に行ってみた感想、ミュージアムショップ、3歳の娘が初めて絵画鑑賞をしたという内容を含めて紹介します。
美術館入口にアンリルソー「人形を抱く子ども」のレゴ作品が!
こども展が開催されている大阪市立美術館に着きました。とても綺麗な美術館です。何度も見てもいい。
大阪市立美術館の左側にスロープがあり、そこからベビーカーで入ることができます。
こども展のチケット。7月19日~10月13日開催中。(※既に終了してます)
こども展に入ってまず目に飛び込むのは、アンリルソーの「人形を抱く子ども」をレゴで再現した作品です。
なんとこのレゴを作られたレゴジャパンの三井さん(みついさん)が来られていたので写真を撮らせていただきました。
この方が、左のレゴ作品を作られたレゴジャパンの三井さんです。撮影とブログ掲載の許可を頂きました。「どんどん載せて下さい」だそうです(笑)。どうもありがとうございます。
話を伺った所によると、このレゴを作るのに3~4週間かかったそうです。デッサンは1枚だけ描かれて、あとはそのまま作られたのだそうです。スゴイ!
で、本物の作品はこれです↓。
これが本物のアンリルソー「人形を抱く子ども」です(こども展図録表紙より)。レゴと見比べてみて下さい。
アンリルソー「人形を抱く子ども」を見るだけでも「こども展」に行く価値がありますよ。この記憶に残る子供の絵を見に行ってみて下さい。
大阪市立美術館がゴージャス!
大阪市立美術館は建物が素晴らしいですね。シャンデリアすごい!
大阪市立美術館内。大理石の階段です。では企画展「こども展」を鑑賞してきます。
こども展を鑑賞した感想
今回はこども展に3歳の娘を連れて行ってきました。娘にとっては初の絵画鑑賞になります(子供が鑑賞した感想は下にまとめています)。
一番見たかったのはベルト・モリゾの絵画です。僕はマネとモリゾの絵が好きなので、今回モリゾの絵を見ることが出来て本当に良かったです。
ベルト・モリゾは娘のジュリー・マネを描いた作品が多いですよね。なので見られるのを楽しみにしていました。やはり見に行って良かったって思える作品でしたよ。
▲ベルトモリゾ「庭のウジェーヌマネとその娘」。購入したポストカードより。
こんなに子供だけの絵画が一度に見られるのは、なかなか無いでしょうね。そういう意味ではとても貴重な経験でした。
絵画に登場する子供の絵、それぞれの表情が様々。楽しそうだったり、何か少し寂しそうだったりと色々。
普段、モリゾやマネ、モネが好きなのでよく印象派展には行きますが、子供の絵がこんなにあるのは面白いですね。ルノアールやピカソだってそう。ピカソが子供の絵を描いていたり、子供用に絵画を切り取ったりしていたなんて不思議、とても新鮮でした。
新たにモーリス・ドニのファンに。一度見終わったのに、再度戻って見直しました。
パブロピカソの「少年の切り抜き(クロード)」と「少女の切り抜き(パロマ)」。ミュージアムショップでチケットホルダーを購入。なんかユルくていいでしょう。
パブロ・ピカソ「玩具で遊ぶパロマとクロード」。チケットホルダーを開いた所。
以上のピカソが作った切り抜きデッサンも「こども展」で見ることができます。オススメ!
ミュージアムショップに
最後にミュージアムショップに行きました。ショップはワクワクしますね。
「こども展図録」を購入。先ほどの図録の裏表紙です。ピエール・オーギュスト・ルノワール「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」。
ジュリーマネは、ベルトモリゾの子供です。ジュリーマネの表情もいいのですが、抱いている猫の表情も癒されます。
こども展のポストカードを購入すると、このような紙袋に入れてくれます。
こども展のアンリルソーA4ファイル(430円)。
ファイルを裏返すと赤ドットになっています。アンリルソーの「人形を抱く子ども」の子供服が赤ドットでした。カワイイ!
他にも上で紹介したポストカードやチケットホルダーなどを購入しました。図録(2,100円)は買うのを悩みましたが、やはり買って正解でした。読み直したりできるのはやはりイイですね。
3歳の子供が初めて絵画鑑賞
3歳の娘が初めて絵画鑑賞しました。普段は見に行かないのですが、やはり企画が「こども」ということで興味があるかなという期待を込めて行ってきました。
「序章」と「1章・家族」あたりは、子供は普通の声の大きさで「あれ誰?」や「あれ何?」などといつものように聞いてくるので、娘と絵画の中の子供との共通点などを話したり聞いたりしながら見ていきました。
例えば、服の色や柄を言ったり、子供の年齢を推測したり、名前を教えたりと、絵画に興味を持ってもらえるように話していくと、結構絵を見ていましたよ。
これならいけそうだと思ったのも束の間「第2章・模範的な子どもたち」から、娘の集中力が切れてしまいます。
急に大声をあげて「ここから出る」だの「帰る」だの言い始めます。次第に大声に!美術館中響き渡りそうになったので「これはイカン」と退出。幼児の集中力は15分以内と聞いたことがありますが、まさにそうですね(苦笑)。
その後は、親1人が絵画を見て、もう1人が子供を見るという形に変更。やはり幼児に美術館は早かったようです…。親は交代で絵画を見たので、ゆったりと鑑賞を楽しめました。が、時間を倍費やしました。
普通ならいいのですが、美術館という特に静かな場所なんでね。ちょっと早すぎたようです。
ただ、親としては久々の美術館、やはりこういう絵画を見る機会って必要だなと思いました。子供と一緒に見るのは難しいですけどね。