僕は京阪電車の沿線で育ったのでいわゆる「おけいはん」です。おけいはんなら誰もがあこがれる京阪特急、これまで指定席はなく全席自由席でしたがが、ついに指定席が導入されることが決定しました。
導入されるのは2017年（平成29年度）上期からです。最近では「泉北ライナー」が指定席を導入し、各電車がそれに続いている形となっています。
気になる京阪特急の指定席「プレミアムカー」の指定席料金、ダイヤ改正、何両目かなど、特徴を詳しくご紹介します。
2017年度より京阪特急の指定席「プレミアムカー」がスタート
- 導入時期：2017年（平成29年）8月20日（日）から
- エンブレム：京阪特急の鳩マークに★★★（星三つ）が上に着くエンブレム
- 京阪特急（8000系）8両編成中の1両のみ指定席となる
- 外装：指定席1両だけ赤に金色のラインが入ったプレミアムカーとなる
- 内装：ブラック（黒色）の上質な座席や空間となる
- 特徴：2両+1両、座席の幅がやや広くなる、リクライニングシート、ひじ掛けなど
現在走っている京阪特急8両編成中の1車両のみプレミアムカーという名の指定席が導入されることになりました。
ギリギリに乗車しても指定席なので必ず座れるというのが最大の特徴です。並ばずに座席に座れることがメリットとなっています。
平日、土日祝ともほぼ終日運転、専属のアテンダントが乗務することもわかりました。
自由席はこれまで通り2列席+2列席ですが、指定席だけは2列席と1列席が導入されます。その分、ゆったり座れるように配置されています。
内装は黒色で京阪とは思えない渋いデザインになっていますね。
荷物の多い方のためにラゲッジスペースを設置。フリーWi-Fiや大型テーブル、電源コンセントを完備。電車内で快適にPC作業をすることができます。
座席指定「プレミアムカー券」が必要
- 乗車券+400円、又は500円
乗車券にプラスして乗車区間により座席指定料金400円か500円の「プレミアムカー券」必要です。
購入場所は「インターネット専用サイト」か「特急停車駅のインフォステーション」になります。
400円か500円かについては距離で判断されます。詳しくは下の料金で確認してください。
淀屋橋駅→出町柳駅行きの座席指定料金
- 淀屋橋駅乗車の場合：北浜駅～樟葉駅下車（400円）、中書島駅～出町柳駅下車（500円）
- 北浜駅乗車の場合：天満橋駅～樟葉駅下車（400円）、中書島駅～出町柳駅下車（500円）
- 天満橋駅乗車の場合：京橋駅～樟葉駅下車（400円）、中書島駅～出町柳駅下車（500円）
- 枚方市駅～三条駅乗車の場合：400円
樟葉駅下車までは400円になります。
出町柳駅→淀屋橋駅行きの座席指定料金
- 出町柳駅乗車の場合：三条駅～枚方市駅下車（400円）、京橋駅～淀屋橋駅下車（500円）
- 三条駅乗車の場合：祇園四条駅～枚方市駅下車（400円）、京橋駅～淀屋橋駅下車（500円）
- 祇園四条駅乗車の場合：七条駅～枚方市駅下車（400円）、京橋駅～淀屋橋駅下車（500円）
- 七条駅乗車の場合：丹波橋駅～枚方市駅下車（400円）、京橋駅～淀屋橋駅下車（500円）
- 中書島駅乗車の場合：樟葉駅～枚方市駅下車（400円）、京橋駅～淀屋橋駅下車（500円）
- 樟葉駅～北浜駅乗車の場合：400円
枚方市駅下車までは400円になります。
プレミアムカーの何両目？
気になるのは指定席「プレミアムカー」は何両目になるの？ってことです。
指定席の場所は6号車になっています。京都側から見ると6両目、大阪側からは3両目になっています。
ダイヤ改正
2017年8月20日（日）の始発からプレミアムカーがスタートする関係で一部ダイヤ改正が行われます。
ダイヤ改正のポイントは以下の通り
- 8000系車両にプレミアムカーを連結
- 平日の朝ラッシュ時に全車両座席指定の「ライナー」列車を枚方市発淀屋橋行き1本、樟葉駅発淀屋橋駅行き1本を増発
- 一部の時間帯で、列車の種別や行き先が変更される
参考：京阪電車ニュースリリース
このダイヤ改正で注目すべきところは、通勤特急の全車両を座席と指定する「ライナー列車」を導入するという点ですね。
僕も以前樟葉駅周辺から大阪方面に通学や通勤をしていたので、枚方市駅と樟葉駅の混雑ぶりはよく理解しています。これを快適に座席に座っていけるのはかなりメリットがあります。
因みに樟葉駅と枚方市駅から淀屋橋駅行きのプレミアムカーに乗車した場合、座席指定券「プレミアムカー券」は400円になります。
プレミアムカー導入に思うこと
指定席はいつかは出来るのだろうなと思っていましたが、やっときたかという感じですね。朝と夜に利用するビジネスマン向けのサービスです。
だた京阪電車の場合、たった8両しかありません。その内の1両が指定席に塞がるというのは、自由席の席が少なくなるということです。
もし10両ぐらいあれば、全然問題ないのですが、これはどうかなぁというのが率直な感想です。
京阪電車はカーブが多く、家の間を結構通ることが多いので、車線数も少なく、これ以上スピードアップは見込めません。停車駅も増えてますしね。
その為、何か特別なサービスを考えると、指定席に行きつくのだろうなと思いました。
まとめ
プレミアムカーは、秋に寝屋川車両基地で開催される「ファミリーレールフェア」で展示されてました。初のお披露目ですね。
深緑に京阪の鳩のマークと星が3つ、黄色で表示されているのが、他とは違う特別な感じがあります。車内は黒色をベースとした中に、金色のパーツが目立っていてより高級感を感じます。これは周りからもおっというような目で見られますね。優越感に浸れます。
導入直後暫くは、指定席に誰かが勝手に座っていそうな予感。このあたりは専属のアテンダントがチェックするのでしょうか。
以上、京阪電車の特急8000系の指定席「プレミアムカー」の特徴についてご紹介しました。
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