今年も子供と野菜栽培をすることになりました。しかし我が家はベランダのスペースがあまりないので、プランターなどを置けません。
その為、毎年簡単に野菜を育てられるものにしています。ここ3年はペットマトで「枝豆」「黄金プチトマト」「プチトマト」を栽培しました。
今年は違うのにしようということで偶然見つけたハート型のプチトマト「ハートマト」を育てることにしました。
簡単に太陽のあるところに移動できるのでいい感じで育ちましたよ。ハートトマト栽培セットの内容、育て方(種まき~収穫)と反省点などをご紹介します。
ハートマト栽培セットの内容
ハートマト栽培セットを購入。ハートの実がなるということで楽しみです。中身を見ていきます。
外箱を開けると、ハート型の容器(赤色)、内側のインナーポット(茶色)、土などが入っています。
セット内容詳細
- ハート型ポット(赤色):飾り用なので下に穴が開いていない
- インナーポット(茶色):水が抜ける穴がある
- 説明書
- ハートマトの種
- 培養土
- 肥料:プロミック
- 鉢底シート
以上のものが入ってしました。肥料はプロミックという錠剤肥料で置き肥です(3粒)。
容器は2重になっていて内側の茶色のインナーポットで実際に栽培します。外側はハート形をしたインテリア用のポット。
各ポットをとりだしました。毎朝インナーポットを取り出して、水を上げています。
その後、水が穴から下に落ちたら、赤いハート形のポットに入れて飾れるので、水が外に漏れるという心配はありません。
ハートブレーカーという名前のプチトマトで合計4粒入っています。生産地は日本ではなくベトナムでした。
「ハートマト栽培セット」を使っての育て方
ハートマト栽培セットで種まきからトマトの収穫までをまとめてみました。
種まき
まずは内側のインナーポットに「鉢底シート」をセットします。できるだけ子供にまかせてみました。
鉢底シートを敷いた後に、培養土を入れました。ここは僕と一緒にいれました。この後3粒種をまきます(4月23日)。
種は水につけて置き球体になると植えることができます。
後はハート形ポットに移し、水をあげてしばらく待ちます。その後4日後ぐらいで発芽しはじめます。
双葉
2週間経過すると双葉の上に本葉が出てきました。毎日子供もチェックしています。
その後、間引きの必要があるので、左側のよく育っている方だけ1本にしました。
本葉
双葉の次は本葉。どんどん大きな本葉が出てきます。茎が太くなり、葉の色も濃い緑色をしてきました。西日が強いところに置いているので、よく育っています。
あまりに端っこに茎が育っていたので、この時期に中央に移動させました。根が育つ前にできるだけ早く移動させましょう。
葉と茎がどんどん生長
37日目(1ヶ月ちょっと)、日差しが強いのでこの1週間で一気に大きくなりました。小さなつぼみがもう見えています。
水耕栽培と違って生長の早さに驚かされます。どんどん茎が延びていきます。
ハートマトの花が咲き始める
6月3日(41日目)にハート型トマトの花が咲き始めました。
ハート形トマトの花、拡大。まだ2つだけしか咲いていませんが、つぼみがどんどん出ています。このタイミングで肥料を3つとも土の上に乗せました。
トマトの実が出てくる
6月10日(50日目)、花が咲き始めてから1週間すると、トマトの実が出てきました。
受粉は特にしていません。毎日太陽の当たる場所に移動させ、夜になると元に戻していた関係で、移動による揺れで、何もしなくても受粉できていたようです。
トマトの実が出てきた半面、葉がどんどん黒くなってきます。どうやら毎日あげている水がハートマトの容器から下に落ちないので、カビが生えてきているようです。
ここで太陽にあてる昼間だけ、ハートマトの容器から出し、植木鉢の下から水が流れるように水受け(お皿)に変更しました。
このおかげで復活。トマトもぐんぐん生長していきます。
ハートマトの実が増える
6月17日(60日目)、種植えから2ヶ月が経過しました。
葉も何とか持ち直し、同時にハートマトの実がどんどん増えてきます。ここで支柱を立てなければトマトの実の重みでしなってくるようになりました。
取りあえず家にあった割りばしを2本テープでくっつけて支柱を作り設置します。
6月23日(66日目)、ハートマトの実がそれぞれ大きくなってきます。
ハートマトの実の色が変わり始める
7月8日(81日目)、ハートマトの実の色が変わり始めます。黄緑色からオレンジ色になってきました。赤色になるのもあと少し。
ハートマトの実が赤くなる
7月10日(83日目)、トマトの実がついに赤くなりましたよ。他のトマトもオレンジ色に変わってきています。あと一日様子をみて収穫。
ハートマト収穫
7月11日(84日目)、ハートマトが真っ赤に実ったので、子供が赤くなった3つだけ収穫しました。
赤く実ったこの3個のハートマトは子供に食べられてしまいました。
毎日子供が水やりを担当してきた結果、何とか収穫までたどり着くことができました。
種まきからの収穫までの流れ、まとめ
- 土を入れ、種をまく:4月23日
- 発芽(双葉):4月28日(4日後)
- 本葉:5月7日(2週間後)
- 茎が太くなり、葉の色も濃い緑色になる:5月19日
- どんどん育つ、小さなつぼみも見える:5月30日(37日目)
- ハートマトの花が咲き始める:41日目
- ハートマトの実が出てくる、葉にカビが生える:50日目
- ハートマトの実が増える:60日目
- ハートマトの実の色がオレンジ色に:81日目
- ハートマトの実の色が赤色になる:83日目
- ハートマト収穫:84日目
色々ありましたが、約3ヶ月でハートマトの栽培に成功。無事収穫することができました。子供が喜ぶのを見ると嬉しくなりますね。
栽培を振り返って、反省点
現在収穫が終わり、栽培を振り返って感じたことや反省点を忘れないうちに書いておきます。
種まきの時期
昨年までのペットマト(水耕栽培)は種まきの時期が遅かったので、後半日差しが少なくなることがありましたが、今年は4月下旬から始めたので充分に太陽を浴びせながら育てることが出来ました。
しかし、途中梅雨に入ったり、天気が悪い日が続いたので途中から足踏み状態が続きました。
4月23日に種まき、7月11日に収穫、約3ヶ月かかっています。トマトの実が出てから1ヶ月で赤色になるということですが、33日でトマトが赤色になっているので成功と言えるでしょう。
ということで種まきの時期は4月下旬から5月上旬ぐらいが良いのかなと思います。途中から日差しが強くなり、一気に育ちますよ。
発芽しない場合
栽培手順には発芽するまでラップで被せてあげるとありましたが、これをするとなかなか発芽しませんでした。
1週間ほどたっても、全然芽が出なかったので、予定を変更。
その後、ラップを取って普通に日に当ててあげるとすぐに発芽しました。ある程度は太陽が必要なのかなと感じています。
支柱は3本にすれば良かった
支柱は途中まで全くしませんでした。その理由は茎が真っすぐ伸びていたので必要ないかなと思ったからです。
しかしトマトの実が出来始めると、その重みで茎がだらーんと歪んできたので、あわてて支柱を立てました。
割りばしを2本テープでくっつけて急きょ対応しましたが、今思うと3本支柱にすれば良かったです。途中からトマトの重みで歪んでしまいました。
100均にも3本支柱はありましたが、あまりに背が高い支柱だったので買いませんでした。でも今思うと買った方が良かったかもしれません。
1本でも何とかなるのですが、最後は窓にもたれさせて育ててました(苦笑)。
水やりが多すぎた?葉にカビが生える
上にも書きましたが、途中あっという間に葉の色が黒くなりました。調べるとカビのようです。
水やりの頻度が高くてカビが生えたようです。ハートマトの容器は水が下から落ちないタイプなので、水はけが悪い状態が続いたことになります。
それがわかると、外側のハートマトの容器を日中だけ外し、水はけが良くなるようにお皿を下に置くと、土の色も途中から乾燥気味になり復活しました。
それまでは土が常に濃い色をしていたので、水はけが悪かったように思います。
感想
今回もささやかですが子供に体験させることを目的として室内の野菜栽培キット「ハートマト」を育ててみました。
毎朝子供が苗の変化を一番に報告してくれるので、笑いながら話を聞いています。毎日何かしら変化があるので親も楽しめますよ。
ベランダのスペースがあまり無いので、小さな窓などにでも飾られるタイプにしました。太陽があたる場所にその都度簡単に移動できるので、日差しは十分にあたえることができます。
今回水耕栽培ではなく、土での栽培、部屋で飾りながら育てられるのかという心配がありましたが、2重ポットなので手や周辺を汚すことなく栽培できています。
本当はプランターや畑で育てたいけど、そういうスペースがないという方はぜひ「ハートマト栽培セット」で始めてみて下さい。収穫までの長期間、家族全員で見守りながら育てられるのはなかなか良いものです。