前回「インド式計算 2桁の足し算(繰り上がり)」を紹介しました。
今回は繰り下がりの引き算です。
インド式計算は複数の解き方がありますが、その中に2桁の引き算もあります。
繰り下がりが苦手な小学生にぜひ試してみて下さい。
インド式計算2桁の繰り下がり引き算を暗算で解く方法を練習問題3つを使って解説します。
日本の場合、2桁の繰り下がりのある引き算は筆算を使って計算する
42-28のような2桁の繰り下がりのある引き算を計算する時、日本では筆算を使って計算します。
繰り下がりの筆算の場合は、1桁の目の上に10を書き、2桁目の一番上に1減らした3と書き、繰り下がりの数を書くようにして計算します。
これだと、筆算に書き換える必要があるのと、繰り下がりの数を隙間に丁寧に書かないと間違ってしまうというデメリットがあります。
以上を踏まえて、同じ練習問題1を使ってインド式計算で解いてみます。
インド式計算2桁の繰り下がり引き算の解き方(練習問題1)
42-28=の場合は、2つ目の数字「28」を計算しやすいように2を足して「30」にしてあげます。
1桁目を0にして、キリの良い数にして下さい。
次に最初の「42」から、2加えた「30」を引き算すると「12」
最後は、今暗算した「12」に最初に加えた「2」を足すと「14」になります。これが答え。
繰り上がりのある足し算の時とは違い、引き算の場合は引かれる数から余分に2を引いてしまったので、最後にまた2を足している点がポイントです。
インド式計算の繰り下がり引き算は、最初に足して、また最後に足すとおぼえて下さい。
簡単に暗算で解けました。とてもわかりやいと思いませんか?
インド式計算2桁の繰り下がり引き算の解き方を図解
今解説したインド式計算・2桁の繰り下がり引き算を暗算でする方法をまとめました。
- 2つ目の数字の1桁を0にし、キリの良い数にする
- 引き算する(暗算)
- 最初に足した数を再び足す(余分に引いたので足す)
簡単に足して、最後にまた足すと覚えましょう。娘にこの方法も伝授しました(笑)。
「練習問題1」は2つ目の1桁目が「8」だったので2を足しました。
例えば「7」の場合は、3を足して、最後にまた3を足すということになります。
以上の解き方を理解したら、練習問題2〜3をインド式計算で暗算してみて下さい。
インド式計算2桁の繰り下がり引き算を暗算できましたか?
練習問題2と3の解き方も下にまとめているので合っているかを確認して下さいね。
インド式計算2桁の繰り下がり引き算の解き方(練習問題2)
練習問題2をインド式計算で解きます。ここからは解説です。
54-29=の場合は、2つ目の数字「29」を計算しやすいように1を足して「30」にしてあげます。
1桁目を0にして、キリの良い数にして下さい。
次に最初の「54」から1を加えた「30」を暗算すると「24」
最後は、今暗算した「24」に最初に加えた「1」をもう一度足すと「25」になります。これが答えです。
あっという間に解けました。次は練習問題3の解説です。
インド式計算2桁の繰り下がり引き算の解き方(練習問題3)
練習問題3をインド式計算で解きます。ここからは解説です。
72-37=の場合は、2つ目の数字「37」を計算しやすいように3を足して「40」にしてあげます。
1桁目を0にして、キリの良い数にして下さい。
次に最初の「72」から3を加えた「40」を引き算すると「32」
最後は、今暗算した「32」に最初に加えた「3」をもう一度足すと「35」になります。これが答えです。
最後に
インド式計算で2桁の繰り下がり引き算をするとあっという間に暗算できたと思います。慣れると数秒で解けます。
何度も書いていますが、足し算のときとは異なり、引き算の場合は「最初に足した数を最後にもう一度足す」と覚えておくのがポイントです。
練習問題を解けば解くほど、理解度か高まるので、暗算のスピードが早くなりますよ。
繰り上がりの足し算の練習問題はすぐに作れるので、ぜひこの機会にチャレンジして、暗算で解けるようにしましょう。
さらに詳しく
これまで紹介したインド式計算の解き方をまとめています▼
関連:インド式計算 一覧まとめ