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おしゃれにナンシークランシーに自閉症の友達の話が登場

絵本「おしゃれにナンシークランシー わたしのすきすぎること」表紙

ディズニーの子供番組には時には、日本のアニメでは取り上げない内容をさり気なく取り上げることがあります。

例えば、ドックはおもちゃドクターの養子縁組の話など。

今回はディズニープラスの「おしゃれにナンシークランシー」に出てきた自閉症の友達ショーンの話です。

それはシーズン2の第6話「ナンシーズ・ニュー・フレンド(ナンシーの新しい友達)」の回で登場します。

自閉症の友達の内容ナンシーやライオネルが自閉症の友達ショーンにどう対応したのか?について詳しくご紹介します。

※ネタバレを含みます。

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「おしゃれにナンシークランシー」に登場する自閉症の友達ショーン

絵本「おしゃれにナンシークランシー わたしのすきすぎること」表紙

友達のライオネルにいとこショーンが遊びにきていたので、ナンシーとブリーがショーンに会いに行くことにしました。

ナンシーは「ショーンはアーティスティック(芸術的)なので絵を描くのが得意だから、絵の具が必要」と。

ショーンに会うと、ずっと電車の話をしながら、規則的に電車のプラレールを並べています。

電車の色を並べながら、イギリスの電車の色の説明、その他の電車の色の説明を延々としているショーン。彼が自閉症です。

電車を丁寧に並べなていましたが、少し動かしてしまったことで怒り出してしまいます。

その後、毎朝ピーナッツバターをパンに挟んで食べているのですが、いとこの家に遊びにきていることから、いつもとは違う粒ありのピーナッツが挟まれてありました。

それに怒り出ていってしまいました。

 

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ショーンを怒らせたのは私のせいだと思うナンシー。ライオネルから自閉症の特徴をきく

「ショーンを怒らせてしまったのは私のせいだわ。顔も見てくれない。友達の作り方を忘れたのかも」とナンシーは思い、ライオネルに聞きに行きます。

アーティスティック(artistic)ではなく、オーティスティック(autistic)の聞き間違い

するとナンシーはショーンがアーティスティック(artistic)ではなく、オーティスティック(autistic)の聞き間違いだったことがわかりました。

  • アーティスティック(artistic):芸術的な
  • オーティスティック(autistic):自閉症の

確かに似ていますね。ナンシーが聞き間違うのもわかる気がします。

 

ライオネルが自閉症ショーンの特徴の説明をする

ライオネルが自閉症のショーンの特徴を説明します。

「ショーンはいつもマイペースで、ちょっと違うんだ、それは自閉症だから」と。

  • 自閉症の人は他の人とは脳の働き方が少し違う
  • 話しかけても顔を見てくれない
  • マイペース
  • 毎日決まったことをするのが好き
  • 少し変わると嫌がる
  • 少し繊細
  • 小さな変化が気になる
  • いつも同じ時間に行動する

自閉症の特徴の説明を聞いたナンシーは「顔を見なかったのは、友達になりたくなかったからでは無いのね」とホッとします。

「ピーナッツバターで怒ったのはいつもと違うものだったから」と。

そんな人には滅多に会わないけど、それがショーンなんだよ」ライオネルは説明してくれました。

 

ナンシーは自閉症のショーンにおもてなしサプライズパーティーをするが失敗

ライオネルから自閉症の特徴を聞き、ショーンをもてなそうとナンシーたちはサプライズパーティーをすることに決めました。

ショーンが好きな粒なしピーナッツバターを使った前菜、そしてお土産にショーンが好きな電車の笛を用意しましたが不発!失敗に終わります。

サプライズパーティーが騒がしすぎてショーンは逃げ出してしまったのです。

「繊細な人はサプライズが嫌いなのかな」と。

 

改めてライオネルに助言してもらい、最後はショーンと友達になるナンシー

ライオネルにまた聞いてみると大きな音、眩しい光に耐えられないことを知ります。

自閉症と友達になるには?ライオネルの助言

ショーンが騒ぎ出すも心配になるよね、でも大丈夫だよ。少し休む時間が必要なんだ」と。

「ママといると落ち着いてまた遊べるようになる」と。

ライオネルはショーンのことを本当によくわかっていて余裕で話を続けます。

「自閉症のショーンと仲良くなるには、好きなことを一緒にすればいいだけ」と助言を受けて、ナンシーはショーンに再び話に行きました。

 

ナンシーとショーンは共通点から友達になる

いつものように電車の説明を始めるショーン。しかしその中にナンシーが興味がある話が出てきます。

それは一つの電車の説明を聞いた時のことです

「この電車はイギリスとフランスの地下を走っているんだ」と、ユーロスター高速鉄道の話をし始めました。

ナンシーはフランスが大好きなので、もっと話してと言います。

「食堂車はパリラウンジというんだ」と説明を受けるナンシー。

ずっと説明をしているショーン。目を見てはいませんが、その中でも少しだけ見て「ナンシー」と名前を呼んだりしていました

これを見たライオネルは「仲良くなったみたい」と喜んで番組は終了します。

 

感想

絵本「おしゃれにナンシークランシー わたしのすきすぎること」ティーパーティーの場面

いつものように見ていた「おしゃれにナンシークランシー」。突然この話が出た時は衝撃的でした。

それはここまではっきりと自閉症について説明されている話を見たのは初めてだったからです。しかも子供(幼児)が見るアニメ番組で。

この中で特に印象的だったのは、いとこのライオネルが自閉症のショーンについて説明する時に、「自閉症の人はほかの人とは脳の働き方が少し違うだ。そんな人には滅多に会わないけどそれがショーンなんだよ」といつも調子で話す場面です。

自閉症の人はちょっとしたことで大きく騒いでしまうけど、それは時間が経てばすぐに元に戻るので心配する必要はないよ」と余裕で話をライオネル。

6歳の子供たちが話す会話のレベルを超えているなと見ていて感じました。

このようなセンシティブな内容を日常から取り上げるディズニー作品に本当に素晴らしいと感じた瞬間です。

子供たちが自閉症の友達に出会うことが今後あるかもしれません。そういう時のために先に「おしゃれにナンシークランシー」で知っておくことができる。これって素晴らしいことだなと思いました。

日本の子供番組でも少しずつは取り上げられていますが、特集番組が中心で、間接的な内容が多いので、このような作品を普通のアニメの中でも取り上げてほしいなと思いました。

ショーンが道を歩きながら「郵便局受けが玄関にある家が3軒あって、家の前の道にあるのが4軒ある、バラバラなのはなぜ?」など、自閉症ならではの規則的になっていないものが気になる性格についても会話の中に出てくるのでぜひ見てくださいね。

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おにぎり

・運営者名:おにぎり
・一児(娘)の父

公立大学や私立中高一貫校で12年間勤務。塾講師の経験もあり。図書館司書資格も取得。現在はWebサイトの作成・運営を中心に活動中

「子供英語教材(DWEディズニー英語システム)」「幼児教材や小学生の通信教育教材」「育児」や「子供とお出かけ」のブログを始めて11年目。経験をもとにブログを書いています。

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