他の人が話しかけてきても一緒についていってはいけない等、子供(幼児)に危険回避能力をつけさせる為の練習をしているという記事を以前書きました。下がその記事です。
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先日、あるアクシデント(想定外の出来事)で子供が迷子になり、偶然にも他の人と2人きりになってしまった出来事があります。
そのアクシデントで、危険回避能力というのはパニック状態では全く機能しないということがわかりました。一部始終から学んだことをご紹介します。
エレベーターでのアクシデント
子供とマンション内でエレベーターで1階に行こうとしていた時の話です。子供が先にエレベーターに乗り、その後僕が乗ろうとしました。引っ越し後だったので、僕は台車を持っていました。その台車の荷物が多くてエレベーターの幅にあわず乗ることが出来ません。
その時、急にエレベーターが閉まり始めます。エレベーター内に子供が1人取り残された状態になりました。僕はとっさに足でエレベーターの扉を引っ掛けますが、いつもなら探知し再度開いてくれる扉が開かずに閉まってしまいます。
子供は1階のボタンを押していないので、エレベーターは次の応答した階に上昇。子供1人の状態で上がっていってしまいます。この時はヒヤッとしました。
僕は近くの階段を1段または2段飛ばしで駆け上がります。いつもなら6階あたりで開くドアが今回は開かず、どんどん上昇します。僕も子供の泣き叫ぶ声を聞きながら階段を上がっていきました。
そして、8階あたりに駆け上がった時に、女性の声が子供に話しかけてくるのが聞こえてきました。優しい声に少しだけ安堵。
「よし!もうすぐだ」と10階に到着したと同時にエレベーターが閉まってしまい、今度は下降していってしまったのです。そう、その女性と娘が一緒にエレベーターを下に降りて行ったのでした。
娘はその女性に「4階に住んでいる」と話したようです。僕はヘロヘロになりながら下りて行き、4階で子供と女性が家を探している所で会えました。因みに住んでいた家も引っ越した家も4階ではありませんww。
引越し直後だったのもあり、まだ何階に住んでいるのか覚えてなかったのでしょう。この時から何階のこの家だと覚えさせるようにしました。こんなアクシデントはもう無いようにしたいものです。
危険回避能力をつけさせるための練習は、実際のアクシデントには通用しない
マンションの10階で待っていた女性は郵便配達の人でした。結果的に安心できる方で事なきを得ましたが、もしこれが犯罪につながったとしたら…。本当にこの時は焦りました。
普段知らない人から話かけられた時は、大声を上げたり逃げたりする練習をしてはいましたが、パニックになった状態では何の役にもたたないんだなと実感しました。エレベーターに乗ってきた郵便配達の女性と話しながら、一緒にエレベーターを下りていったんですからね。
知らない人について行ってしまうのはこういうことなんだ。何かが起きる時は子供もパニックになっていることが多く、日常の危険を回避する練習も生かされないのがよくわかりました。
最後に
こんなに焦ったのは初めてかもしれません。子供の泣き叫ぶ声を聞きながら限界を超えるぐらいのスピードで階段を駆け上がりましたが、子供に会えませんでした。
後から足がずっとプルプル震えていました。2日経っても筋肉痛です。
僕以上に怖かったのが娘でしょう。その後、エレベーター一人で取り残された恐怖を何度も話しているので、よっぽど怖かったのでしょう。子供の心のケアもしないと…。
マンション内には誰が住んでいるのかわかりません。あのまま連れ去られていたらなんて妻と話しています。悪いことをしたなという後悔がずっと残っています。ただ何もなかって本当に良かった!
子供に危険回避能力をつけさせる練習を今後も続けていきます。アクシデントにも対応できるよう、より練習を続けていく必要はありそうです。
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小学生以上だと腕時計「ドコッチ」を付けたりするのは用心のため良いのではと思います▼
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