ピータンという卵をご存知でしょうか?
僕は名前だけ知っている程度で、何の卵なのか、そしてどんな味なのかについては全く知りませんでした。
それが突然我が家にやってきました。台湾(中国)からのお土産でいただき、急きょ食べることになったのです。
中々想像以上に変わった味でしたよ。ピータンの栄養や味、食べてみた感想をご紹介します。
ピータンとは?
ピータンとは、アヒルの卵を使い、アルカリ性で熟成させ作る食べ物です。中国や台湾の食品。
灰の中に忘れて放置していたのを数か月後に思い出し、見に行くと卵が熟成していたことから製造法が発見されたのだとか。
確かにそのような雰囲気がある食べ物ではありますね。
漢字では「皮蛋」と書き、英語では「Century Egg(センチュリーエッグ)」と言います。
これまで触ったことがある卵はニワトリだけなので、アヒルの卵を見るのも初めてで色々衝撃的でした。
ピータンの味は?食べてみた感想
台湾(中国)のお土産でもらったピータンの卵、4個入り。色々と書かれていますが、なんて書いてあるかわかりません。
栄養成分表が載っています。
ピータンの栄養成分(100gあたり)
- 能量(エネルギー):678kcal
- たんぱく質:14.1g
- 脂肪:10.5g
- 炭水化物:2.9g
- ?:512mg
最後だけはよくわかりませんでした。カロリーは100gあたり678kcalでした。
結構なカロリーです。
手に持ってみるとズシリと重いです。そして卵の殻が固い!
まるで恐竜の卵みたいです。恐竜の卵は見たことないけど……。
卵の殻を割ってみました。重いだけあって殻も分厚いですね。少しずつ剥ぎ取る感じです。
中から黒い物体が登場。まさかの色に衝撃!
本当に食べようか、不安になってきます(苦笑)。
卵の殻を取り、持ってみると重みのあるゆで卵でした。半分に切ってみると黄身まで黒いとは……。
黒の半透明、黄緑、黒という色になっています。食べるのに勇気がいりますが、お土産ということで食べてみました。
外側が黒色でありながら半透明のゼラチン状ですね。プリンプリンしています。
においをかいでみると、動物というか、アンモニアのようなにおいがしました。これはアンモニアで熟成させた食べ物なので、そんなにおいなのでしょう。
暫くおいておくとにおいは無くなると聞いていたとおり、少しずつマシになってきました。
食べてみると、温泉卵のような味ではあるのですが、柔らかすぎてゼラチン質が多いです。これは好き嫌いが出てくる味ですね。
2~3回食べると慣れてきました。塩漬けの柔らかすぎるゆで卵の味。しかし最後の底だけは、独特の後味が残ります。これがなんて表現していいのかわからない後味。
何もつけずに食べたので、においやら後味やらで独特感がありましたが、4つもあるので次にマヨネーズを付けて食べると柔らかいゆで卵の味になりました。それでも後味はありますね。
残り僅かになってきたので、輪切りにしてからしばらく置いておくと、最後にくる後味もなくなったので、この食べ方が日本人には合うのではと思います。
最後に
ピータンの卵をお土産にいただいたので、初めて食べてみました。殻の堅さ、白身が黒身で半透明、そして後味にも衝撃でした。
正直に言うと慣れない味ですね。食べた後に調べてみたら、ゆで卵のように丸々食べるというよりは、やはり輪切りにしたりして料理の中の一つとして使うようです。
例えば、皮蛋(ピータン)粥や皮蛋(ピータン)豆腐などの中華料理に。ピータン粥やピータン豆腐と聞くと美味しそうですね。そのような食べ方をすべきでした。
自分からピータンを買うことはなかなか無いと思いますが、もし中国や台湾からのお土産でもらった時は、ぜひ一度食べてみて下さい。