小学生通信教育教材を実際に使ってはブログにまとめています。
今回はずっと使ってきた通信教育「天神」小学生版の口コミ・評判です。良かった点(メリット)、気になる点(デメリット)の両面から紹介します。
※デザイン面がリニューアルされました。
さらに詳しく
天神小学生版については下の2記事も書いているので、あわせて読んでもらうとよりわかるかと思います。
関連:天神小学生(通信教育)PCの無料体験!申込み方法、レンタル期間、開封について
- 天神小学生版で気になった点(デメリット)
- 天神小学生版で良かった点(メリット)
- 得意科目の先取り学習、苦手科目の戻り学習ができる
- 理解するまで何度もトライできるので勉強が苦手な子供におすすめ
- 問題文や文章が読めない子供向けに音声読み上げ機能がある
- 書くことを嫌がる子供向けに、PCのキーボード入力やタッチ操作機能がある
- わからない問題にはヒントが出る、答えを覚えて理解した気になるケースを防げる
- 暗記するページ、練習問題、テストを印刷して解くこともできる
- 教科書に沿った学習ができる
- 応用問題は国語に多い、文章問題を多く学習できる
- 暗記マーカー機能(フィルター)で専門用語を覚えているか確認ができる
- 兄弟・姉妹がいるとアカウントを追加するだけでOK!追加料金はかからない
- パソコンはオフライン学習|インターネットを使わないので、勉強に集中できる
- 他の小学生通信教育とは違い全教科・全学年の無料体験ができる
- まとめ
天神小学生版で気になった点(デメリット)
通信教育「天神」小学生版を使っていく中で気になった点(デメリット)をまとめました。
天神小学生版の値段が高い点
天神小学生版の料金は高くなっています。
小学生通信教育は月額払いが基本ですが、天神小学生版の場合は年払いや科目(教科)、学年を先にまとめて支払うので、一度に高い値段が必要になります。
一例を挙げると、小学1年生の教材は国語・算数・生活の科目があります。この3教科を購入した場合、132,000円支払うことになります。
これを12ヶ月で割り算すると11,000円になります。結構な金額になるのがわかるかと思います。
その他、算数の教材を小学1年生〜小学6年生までをまとめて購入した場合、275,000円支払います。これを6学年分で割ると1学年当たり45,833円になりました。
以上のことから、天神小学生版は買取教材であり、まとめて届けられることから高額であることがわかります。
値段が高くないケースもある
この記事の後半の良い点(メリット)でも紹介していますが、学習障害グレーゾーン、不登校、発達障害などで困っている方が最終的に行き着く教材でもあります。
知的障害グレーゾーンの場合は、グレーゾーン向けの塾や放課後デイサービスに通うとマンツーマンレッスンになることから膨大な料金になります。
塾の補助もなかったり、補助があっても少なかったりするので対応できないケースも多いのげ現状。
グレーゾーン向けのマンツーマンの塾などと比較すると、逆に天神小学生版の料金が高く感じないケースもあります。
その他、兄弟・姉妹は追加費用がかならないため、兄弟が多いほど値段は安くなります。
パソコンを使うので、小学生低学年には教材を使いこなすのが最初は難しい
天神小学生版はパソコンを使って学習するため、最初はパソコンを使うための簡単なスキルを身につける必要が出てきます。
キーボードの中で使う場所は限られているのと、数字パッド(計算パッド)やひらがなパッド画面に出てくるので、実際にキーを入力する箇所は少ないのですが、それでも覚える必要が出てきます。
学習している娘の様子を見てみると、天神小学生版の使い方はすぐに覚えられると思いますが、小学生低学年、特に小学1年生は使い方よりも、パソコンの色々なボタンを押したがるという別問題が出てくるので、その点が気になります。
今後使っていくであろうPCスキルを先に覚えるというメリットも長期的に見るとありますが、最初は親のサポートが必要です。
※必要なページを印刷するプリントアウト機能はあります。PCの画面と使い分けしてみて下さい。
※タイピング練習、マウス練習機能もあります。
理科と社会のビデオ解説(動画)が少ない
天神小学生版はパソコンを使った教材なので、映像による解説ビデオがあります。
まずは各単元ごとに解説動画を見た上で、それぞれの問題を解いたりしていくのが良いでしょう。
この解説ビデオですが、国語や算数には多く見られますが、理科と社会には少ないのを使っていて感じました。
社会は画面上から暗記する科目ではありますが、理科は実験などもあるので、解説動画があれば助かるかなと思います。
動画を通じて子供は記憶に残ることが多いので、理科と社会も動画を増やしてもらえると助かります。
タッチパネル型のパソコンは便利だが、普通のパソコンはマウスを使うので少し使いにくい
天神小学生版のパソコン無料体験をした時に、タッチパネル型のパソコンを借りることができました。
実際に使ってみると、ほとんどの箇所でタッチするだけで操作できたので、思っていたよりも直感で操作できました。
しかし、普通のパソコンだとマウスを使った操作になるので慣れが必要。最初は難しいかなと感じます。
もし天神小学生版のためにパソコンを買うのであれば、画面を直接タッチできるタイプのパソコンを買うのがおすすめです。
タッチパネル型のパソコンの弱点は算数の筆算
タッチパネル型のパソコンを使って天神小学生版を学習していていると、ほとんどをタッチするだけで使うことができます。
算数の数字のところはテンキーなどのパッドがでてくるので、それをタッチするだけでOK。とても便利です。
しかし唯一の弱点と言えば、算数の筆算が画面上で書けないこと。
筆算などの途中の計算に関しては、他の紙で書く必要があることを知っておきましょう。
天神小学生版で良かった点(メリット)
通信教育「天神」小学生版を使っていく中で良かった点(メリット)をまとめました。
得意科目の先取り学習、苦手科目の戻り学習ができる
天神小学生版は1年分〜6年分までの教材をまとめて購入するため、得意な科目はどんどん先取り学習できますし、苦手な科目があればゆっくり戻って学習することができます。
最近は先取り学習が通信教育でも多く出てくるようになりましたが、一番最初に始めたのが天神です。
子供のペースにあわせた学習ができるので、今月は早く終わったら次にということも可能です。
※天神は先取り学習・戻り学習の特許を取得済み
理解するまで何度もトライできるので勉強が苦手な子供におすすめ
苦手な科目というよりは、勉強全体的に苦手な場合、他の小学生通信教育だと毎月送られてきては学習できないということが連続して起こります。
これだと完全に通信教育に対しやる気がなくなってしまいます。
その点天神小学生版は、教材が全て一つにまとめて買うので、学習が苦手な子供には挫折しないのではと感じています。
子供はどこまでが解けて、どこからが躓いているのかがまとめて購入できるのではっきりとわかります。
例えば国語は小学4年生まで、算数は小学3年生の途中までは理解しているなど、教科によって理解度は異なるので、買取教材のメリットだと言えます。
ウチの娘のように学習障害グレーゾーン、知的障がい者(軽度)、発達障害の子供にも他の教材よりは毎月やりきる必要がない分、続けやすいと感じています。
問題文や文章が読めない子供向けに音声読み上げ機能がある
問題文を読むことができない子供がいます。例えばディスレクシア(読字障害)や学習障害グレーゾーンなど。
この傾向がある子供には文章を途中までしか読まないため、ケアレスミスが多い傾向があります。
ミスが目立つと勉強をスタートする時点で嫌がる悪循環におちいります。
そういう子供向けに、天神小学生版は音声読み上げ機能があり代わりに読んでくれるので、苦手な部分をカバーしてくれます。
書くことを嫌がる子供向けに、PCのキーボード入力やタッチ操作機能がある
紙に書くことが苦手だったり、めんどくさがったりする子供がいます。
書くのを極端に嫌がる子供には、逆にパソコンのキーボード入力やタッチ操作の機能が助けてくれる場合もあります。
文字を書くことが無いので、ストレスが軽減され勉強をやる気になったという口コミ・評判があります。
わからない問題にはヒントが出る、答えを覚えて理解した気になるケースを防げる
わからない問題がある場合、すぐに答えを見てわかった気になるケースがあります。
特に小学生には多いですよね。
このようなケースを防ぐために、天神小学生版はわからない問題には答えではなく「ヒント」がでる設定になっています。
ヒントを通じて本体の解き方を身につけることができますし、もう一度解くと問題内容が変更されるので(5パターン)、本当に理解したのかを確認することができます。
暗記するページ、練習問題、テストを印刷して解くこともできる
天神小学生版はパソコンを使いますが、子供にあわせて問題を印刷して解くことが可能です。
そのまま画面を印刷するのではなく、印刷モード(プリントアウトモード)になっているので、印刷に最適化されたプリントアウトができます。
毎回印刷するとタイヘンですが、暗記するページや練習問題、テストの時だけでも、小学校と同じプリントで学習するのもおすすめです。
問題は毎回同じ問題ではなく、変更されるので理解するまで何度も繰り返し学習することができます。
※上の写真は小学1年生の国語と算数のテスト問題を印刷した様子
教科書に沿った学習ができる
小学校で使っている教科書に沿った学習ができます。
オレンジ色の「目次学習」のタブにすると、教科書のページまで載っているので、それにあわせて学習していきましょう。
※上の画像を一例に見ると、小学5年生の国語で、東京書籍の34ページ〜「動物たちが教えてくれる海の中のくらし」など。
応用問題は国語に多い、文章問題を多く学習できる
教科書に沿った学習をするので国語も基本教科書の問題になります。
しかし天神は教科書の全データを持っていることから、別の出版社の教科書に載っている文章や話を「応用問題」として多く取り入れています。(上の画像は応用問題がたくさんある国語)。
「教科書の文章問題は既に内容を覚えているので高得点が取れますが、教科書以外の初めて読む文章問題になると苦手」という子供には、天神は応用問題として教科書以外の文章問題もたくさん解けるので、かなりお得。
国語の問題が多い教材を希望されている方には、天神小学生版はおすすめの教材です。
暗記マーカー機能(フィルター)で専門用語を覚えているか確認ができる
社会や理科などでは覚えなければならない専門用語がたくさんあります。
特に重要な用語には、暗記マーカー(フィルター)機能をONにすることで、簡単に問題に早変わり(上の写真はフィルターをONにし赤マーカーが出ている様子)。
本当に暗記できているかを簡単にチェックできます。これは右上のフィルターのON/OFFのボタンひとつなので結構便利。
何度も切り替えて覚えてしまいましょう。
兄弟・姉妹がいるとアカウントを追加するだけでOK!追加料金はかからない
天神小学生版は値段が高いのですが、その代わり兄弟や姉妹がいると、学習アカウントを追加するだけでOKです。
特に追加費用などは発生しなません。2人、3人以上の兄弟・姉妹がいると逆に安くなりお得です。
パソコンはオフライン学習|インターネットを使わないので、勉強に集中できる
「天神小学生版はパソコンを使うので、勉強に集中せずインターネットを使って他のことに脱線するのでは?」という心配がありました。
しかし教材を全て買いきって使うタイプなので、毎月最新データをダウンロードして追加するということはありません(例外を除く)。
基本オフラインで学習することになるので、ネットが使えない箱だとイメージしてもらえればOK。
子供がパソコンの他のことに気が散ってしまうようなことはありません。
他の小学生通信教育とは違い全教科・全学年の無料体験ができる
小学生通信教育教材は基本的に実際に買って使ってみないとわからないことが多いですよね。
その点天神小学生版は購入前に全学年・全教科を実際に使って試すことができます(無料体験では小学生版以外に、幼児版と中学生版も入っている)。
結局のところ「子供に教材が合うのか?合わないのか?」や「子供が気にいるのか?気に入らないのか?」を先に知ることは重要なポイントです。
買ってみたものの子供が学習しなかったというのを先に防ぐことができます。
まとめ
通信教育「天神」小学生版を使ってみて良かった点と気になる点をまとめてみました。
パソコンを使う点、値段が高い点というデメリットはありますが、先取り学習や逆戻り学習ができる点、国語に文章問題が多い点などメリットも多い教材と言えます。
天神小学生版は決して中学受験向けの教材ではありません。もし難易度の高い通信教育を探しているのであれば「Z会」にしましょう。
まとめると以下の子供向けに教材向けになります。
- 小学校の授業で高得点とりたい方
- 授業内容に付いていきたい方
- 勉強自体が嫌いで苦手科目が多いので、スモールステップでゆっくりと学習に取り組みたい方
- 色々な通信教育を試したけど合わない方
- 学習障害グレーゾーン(支援級を勧められた)
- 不登校
- 発達障害
大切なことは子供の今いる地点から積み重ねること。一つずつできることを増やして、自信を取り戻せる教材です。
パソコン操作や教材内容などが気になるのであれば、まずは資料請求をして下さい。そこに同封されている用紙からパソコンの無料体験ができるようになります。
ウチのように、実際にパソコンを使ってみてどのような教材なのかを確認してみて下さい。その時はタッチパネル型のPCを借りるようにしましょう。
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