子供が夏休みに実家に行っていた時に、近所で夏祭りがありそこで金魚すくいがありました。
当然子供はそれをしたがり、すくった金魚を持って帰りたがります。親としては次の日にすぐに金魚が死んでしまったという記憶が鮮明に残っているので反対しましたが、それでも言う事を聞かず、金魚を持って帰ることになりました。
実家は金魚をたくさん飼っているので、持ち帰った金魚2匹も育ててもらおうと思いましたが、子供が家に持って帰ると言ってきかず、結果的に我が家に金魚がやってくることに……。
こうなったら絶対に金魚を長生きさせてやろうと、親子で毎日面倒を見ることになりました。それから3週間ほど経ち、金魚の飼い方についてどんどん詳しく自分がいます(苦笑)。
最初、やってきた時は虫かごに入っただけでやってきましたが、すぐに水が濁ってきます。色々な工夫をしたり、環境を整えることで金魚を飼うことが楽しくなってきましたよ。
今回は金魚すくいの金魚を長生きさせるための方法をまとめてみました。気が付いた点、工夫した点などを詳しくご紹介します。
金魚は環境の変化に敏感、ストレスなく適応させよう
金魚を飼う時に一番重要なのは、環境の変化に敏感であることを知り、それに前もって対応することが必要です。
飼い始めた1日目が重要。特に以下の3つが重要だと、金魚を長年飼っている実家のじぃじが言っていました。
- カルキ抜きの水を使う
- 水温を変化させすぎない
- 金魚すくいの水をそのまま使う
実家は金魚を飼っているので、カルキ抜きを既に持っていたことですぐに金魚を飼うことができました。もし無い場合は準備をする必要があります。
(バケツに水道水を1日追い置くと、カルキが抜けて使うことができますが、突然やってきた場合にはカルキ抜きは重要。一つあると長い間つかえます)
もし環境の変化にうまく対応できないと、金魚が死んでしまいます。水温や金魚すくいの水を使うことは重要ですね。
夏場はそれほど水温にこだわる必要はありませんが、冬だと水温の変化が激しいので特に注意しましょう。
金魚すくいの金魚は元々弱っていることもある
金魚すくいの金魚が次の日に死んでしまったということは僕の記憶にもはっきりと覚えています。
これは上で紹介した環境の変化に順応していても、元々弱っていたためになくなってしまうこともあるそうです。
金魚すくいの金魚は、何度もすくわれたりしているのでダメージを受けていることも多いとか。また、大量に飼っているので病気になっているのもあるそうです。
そういう金魚はどうしても難しいのですが、次の日に元気に泳いでいたら、環境の変化に適応して今後も飼っていくことができます。
水槽にろ過フィルター(活性炭とバクテリア除去)があれば水が常に綺麗になる
虫かごに入ってやってきた2匹の金魚は、飼い始めてから2日ほどで水が濁って見えにくくなってきました。1日目も濁っていましたが、さらに悪化。
その理由はエサの残りと金魚のフンなどによりバクテリアが増えてきているからです。
気にしながらもそのままにしておくと3日目には水は茶色になってしまいました。このまま放置しておくと金魚が死んでしまいます。
▲虫かごの水がとても汚くて申し訳ないのですが、このような状況になるということを知ってもらうためにあえて汚い水を載せています。
この写真はまだ奥の金魚が見えていますが、このまま置いとくとどんどん茶色くなっていき、しまいには何も見えなくなっていきました。
2~3日毎に水を入れ替え掃除をすることでまた水は綺麗になるのですが、すぐに水が濁ってくるのでそんなに掃除に時間をとることはできないと、ろ過&バクテリア除去フィルターを購入することに決めます。
最近は水槽とろ過フィルターをセットにした金魚飼育セットが売られているので、その中から購入しました。
我が家はガラスで角も透明なタイプを購入したので2500円ほどかかりましたが、もっと安い1000円台の金魚飼育セットもありましたよ。気軽に買えますね。
購入したのがGEXの水槽6点セット「GEX Glassterior(グラステリア)250」。近所のホームセンターで買いました。
この中にフィルター・ろ過マット&ろ過材も付いています。
フィルター・ろ過マット&ろ過材「スリムフィルターS」。容器に活性炭フィルターとバクテリア除去フィルターをさし込むことで水を綺麗にしてくれます。
水槽を変え、それに付属していたフィルター・ろ過マット&ろ過材をセットすることで1週間以上この写真のように綺麗な水を維持することができるようになりました。
水槽の後ろ側にセットしています(上の写真参照)。
フィルター・ろ過マット&ろ過材のセットがあるとエアポンプ(ブクブク)の必要がないので助かります。
フィルターは2~3週間で交換と書かれていますが、1週間ぐらいでフィルターとポンプを綺麗に洗ってあげると1ヶ月は交換無しで使えました。
これで親の負担は減りました。子供が朝晩のエサの担当をしているので、毎日の作業と言えばこのエサやりだけになりました。ホッ!
現在は飼い始めた時よりも一回りも金魚が大きくなっています。常に綺麗な水を維持することが長生きさせるのに重要だと話していました。
金魚のフンが沈殿し始めると水槽とフィルターを綺麗にしよう
フィルターが機能していると、金魚のフンやエサの食べ残しを綺麗にフィルターが掃除して水槽を綺麗な状態にしてくれるのですが、1週間をこえたあたりで水槽の底にフンが沈殿しはじめます。
これがフィルターの掃除や交換の目安になります。まだ行けるだろうとそのままにしておくと、次の日から水槽の水の色が濁り始めるので、この時期に必ず綺麗にしてあげましょう。
我が家はそのままにしておいたことが何度もあり、水が濁ってしまうと金魚が弱って水の底から動かない状態になりました。
汚くなった水槽のまま放置しておくと金魚が死んでしまうので、金魚のふんが綺麗に掃除されなくなったタイミングで必ず掃除するようにしました。
金魚を長生きさせるにはこの時期の掃除が重要だと実感しています。
エサの与え方
金魚は朝や夜にエサを欲しがって待っています。エサは市販の「金魚のエサ」でOKですが、与えすぎに注意しましょう。
2匹しか買っていないのに、エサについているミニスプーン一杯は多すぎます。1/4ぐらいにしましょう。
与えすぎると、水の濁りが早くなり、金魚が弱ってしまいます。長生きさせるには毎日のエサを少量にすることが重要です。
金魚が水槽の下で動かない場合は、上で書いたフィルターが機能しなくなったか、エサの与えすぎが原因です。詳しくは下の記事をあわせて読んでみてください▼
2日で水槽の水が汚れる時は、フィルターやろ過の問題ではありませんでした。下の記事に詳しく解決策を紹介しています▼
金魚を飼って感じたこと
金魚を飼うには初日が重要で、水の変化に適応できれば、2日目以降も金魚が元気に泳いでいます。
そのまま虫かごで買うことも当然可能ですが、2~3日に一度水を綺麗にする必要があります。その負担を解消するために「フィルター・ろ過マット&ろ過材」が必要です。
それほど高くないので買うのがいいかもしれません。ただ買ってわかったことですが、フィルターを1ヶ月ほどで交換する必要があり、それの維持費がかかります。これは予想外でしたが、仕方がないのですね。
観賞用に金魚を飼うには、水を綺麗にしておくようにしましょう。毎日見ていますが、癒されますよ。我が家はペットを飼っていないので、金魚を毎日見るだけでも楽しいです。
子供も毎朝起きてすぐにエサをあげるのが大好きで、それを丁寧に説明してくれます。特にウチの場合は一人っ子なので、ペット(金魚ですが)を買うのは、子供の成長にも良いのかなと感じています。
長生きさせるためには?まとめ
金魚が2匹死んでしまったことでわかったことがあります。それはエサの量が多かったこと。金魚は何度でも欲しがるので、ついつい与えすぎてしまいます。
その後、水槽にエサが沈殿している場合は与えすぎ。そのまま放置しておくと水が濁って、金魚が弱ってしまいます。
そうならないためにも、絶対にエサを少量にしましょう。
また、バクテリア除去&ろ過フィルターを入れていても、必ず1週間に1度は水槽の水の半分を入れ替えましょう。その時にフィルターを綺麗に洗ってあげると水が綺麗になります。
これまでバクテリア除去&ろ過フィルターに書かれている期間2~3週間は掃除をしなくても良いと思い込んでいましたが、そうではなく必ず週に1度綺麗にしてあげることで長生きします。
- エサの与えすぎに注意、少量で良い
- 1週間に1度は水槽の水を半分交換し、フィルターも綺麗にすること
新しく買うことになった金魚はこの2通りの方法で長生きしています。金魚はすぐに弱ってしまいます。水を常に綺麗にしておきましょう。
関連リンク:金魚の飼育方法
夏の暑い時は、水槽に冷却ファンを取り付けると水温がさがりました。下の記事にまとめています▼
関連:金魚 水槽の水温が上昇!GEX「アクアクールファン」で冷却に成功