梅雨が始まり、急にエアコンの除湿や除湿冷房の季節がやってきました。
今年もいつものようにエアコンの掃除をしてみましたが涼しい風が出てきません。
ついにエアフィルターや前面パネルの水洗いをしても、いつものようなパフォーマンスを発揮できなくなってしまいました。
10年以上使っているので(一度部品交換あり)、そろそろエアコン内部の掃除できない箇所にカビなどが蓄積されているのかもしれません。
日を改めてもう一度掃除をしながら、エアコンのどこが汚いのかをチェックしてみると、風が出てくるルーバー付近の汚れが酷いことがわかりました。
丁度、吹出口になるので、ここが汚れているときれいな風も出てきません。
そこで我が家は思い切ってルーバーを取り外すことにしました。
説明書を見たところ、Panasonic(パナソニック)のエアコンはルーバーの動かず、取り外せないことになっています。
そこを何とかしてルーバーを取り外して掃除してみると、ルーバー奥にある羽根(風光調節板)やその奥に付着している汚れやカビなどをどんどん取ることに成功!
非推奨ではありますが、エアコンのルーバーを取り外して、掃除をする方法を順に紹介します。
まずはエアコンの前面パネルを外し、エアフィルターや本体内部を掃除する
まず最初に毎回やっている説明書にかかれている掃除をしてみます。
- エアコンの前面パネルを説明書通りに取り外す
- エアフィルターを左右取り外す
- 前面パネルとエアフィルター左右を水洗いしてきれいにし乾かす
- 本体内部を掃除機などで汚れやカビを取り除く
- エアフィルター左右と前面パネルを設置し終了
普段やっているエアコン掃除はこの流れです。基本はこれだけで、そこそこ綺麗になります。
冷房18度にし、10分間運転していると、きれいな風が出てきます。
最後はエアコンのリモコン機能にある、「本体内部掃除」を行います。
しかし、10年以上経過したエアコンは、以前とは違い、きれいで涼しい風が出てきません。
例年はこれで上手く行っていたので、本体内部にある汚れが蓄積されているようです。
そこで冒頭に書いたように、非推奨であるルーバーを取り外し、ルーバーとその奥の羽根などの掃除をすることに決めたのです。
Panasonicのエアコンは、オフの状態ではルーバーが全く動かないので取り外せない
他のメーカーについてはわかりませんが、我が家が使っているPanasonic製のエアコンは手でルーバー付近を触っても全く動かすことができません。
上下ルーバーを開ける時は、リモコンにある「本体内部」のボタンを5秒間押し続けると、ルーバーが開くようになっています。
ルーバーが開いたら、コンセント(電源プラグ)を抜きましょう。
もしこれでもルーバーが開かなかった場合は、ここからは非推奨ですが、強引にルーバーを動かし取り外す方法もあります。
※何度も書いていますが非推奨です。説明書にも取り外してはいけないと書かれています。それを前提に読んで下さい。
まずはエアコンの冷房の電源を入れると、ルーバーが下に動き、クルッと回り、いつものように風が出てきます。
そうなった状態で、強引にエアコンのコンセントを抜きます。
いつもならルーバーが元に戻りますが、コンセントを外した場合はそのままの状態で停止します。
(過去にエアコンの修理をしてもらった時に、このように一度電源を入れてすぐにコンセントを抜いていたような記憶があったので、それを試してみるとできました)。
ルーバーは中央と右側のフックを外すと取り外せる
ルーバーが起動した状態で停止できたので、後はルーバーのフックをチェックしてみました。
ルーバーは左・中央・右で固定されていますが、その中央と右側はフックになっていて引っ掛けてあるだけでした。
この中央と右側のフックを取り外すと、左側は右に引っ張るだけでルーバーを取り外すことに成功。
思ったより簡単でした。
※説明書にはルーバーを外すことは書かれていないので、自己責任でお願いします。
フックの箇所はプラスチックでできていて弱そうなので、よく見て丁寧に取り外すようにしましょう。
ルーバーを取り外した。10年以上の汚れが付着しています。
取り外したルーバーをブラシを使って水洗いする
取り外したルーバーは(以前から知っていましたが)、かなり汚れています。
これまでは取り外したことが無かったので当然ですね。
エアコン起動中に水ぶきした程度なので、汚れが取れるわけはありません。
今回始めて取り外したルーバーをお風呂に持っていき、お風呂用の洗剤とブラシを使って水洗いすると、購入時のように綺麗になりましたよ。
ルーバー奥の羽根(風光調節板)と吹出口を掃除する
ルーバーを取り外せたおかげで、羽根(風光調節板)やその奥の吹出口の内部なども直接掃除ができるようになります。
ここを棒にキッチンワイパーを取り付けたもの(自作)で吹くと、ボロボロと汚れやカビなどが落ちていきました。
最後は掃除機の細いノズルで吸い取って掃除は終了。
最後はルーバーの設置、フィルターなどの設置などをして、本体カバーを取り付けて完了です。
感想
実際にルーバーを取り外してみると、これまで見えているのに掃除ができなかった部分をまとめて掃除することができました。
ルーバーそのもの、風の吹出口付近、羽根(風光調節板)、そしてその奥の内部の掃除を一気にすることができました。
おかげで購入時までとはいきませんが、エアコンの調子が復活し、以前のようなパフォーマンスを発揮させることに成功しました。
これができるとさらにエアコン枠などの取り外しができそうな気がしましたが、元に戻せなくなるとタイヘンなので、今回はこれだけで掃除は終了です。
我が家のエアコンは10年以上経過しており、次壊れた時は買い替えだったということもあり、ルーバーを取り外すことに決めました。
説明書に書かれているように、ルーバーは乾拭きする程度になっています。もしルーバーを取り外し壊してしまった場合は、保証が効かなくなるのでご注意下さい。
あくまでも自己責任でお願いします。