幼児向けの通信教育教材を子供が学習してはブログに記事を書いています。
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今回は学研教室についてです。
小学生の放課後学習でお馴染みの「学研教室」には幼児コースもあります。
学研教室というのは、近所の教室に通って学習するのが通常の流れですが、もう一つ家で学習する通信講座(通信教育)もあります。
正式名は「学研通信講座」。
今回は学研通信講座の幼児コースについて、対象年齢、教材送付の流れ、教材内容、学研教室との違い、口コミ・感想をまとめてみました。
学研通信講座の幼児コースについて
出典:学研通信講座
まず最初に学研通信講座・幼児コースの対象年齢や学習する流れ、月額料金などについてです。
対象年齢
学研通信講座・幼児コースの対象年齢は特にありません。
- 幼児コース国語・算数の対象年齢:年齢や学年は表示していない
- 幼児コース英語の対象年齢:年長から
全員同じ教材ではなく、習熟度にあった教材になるので、年齢は特に決まっていません。
幼児であればいつでもスタートしてOK。
ただし途中から鉛筆を持った学習になるので、対象年齢は年中や年長あたりからが良いかなと思います。
英語だけはデジタル教材と紙の教材を併用するので年長からになっています。
教材の送付について
通信教育なので、家に教材が送られてきます。
初回スタート時以外は、新しい教材と前回添削指導のために提出した教材の返送が毎月2回行われます。
- 新しい教材
- 添削した教材
- 連絡ノート
連絡ノートについては、親(保護者)が先生とのコミュニケーションできるノートです。
気になることがあれば連絡ノートに書くことで、その疑問を解消してくれます。
学研教室と同じ教材を使用する
通信教育用の教材があるわけではなく、学研教室に通って学習している子供たちと同じ内容の教材です。
もし近くに学研教室があり通えるのであれば、通って学習する方が親にとっても負担が少なくなると思います。
通信教育はどうしても通えない方、通うには家から遠すぎる方などにおすすめです。
これは公文通信教育幼児コースと同じです。
学研通信講座幼児コースの教材内容
出典:学研通信講座(左は文字、右は数の問題)
- 文字(国語):イラストを使った文字・ひらがなの読み書き
- 数(算数):小さな数を比べたり、合わせる練習:足し算・引き算に繋げる
- 知恵:同じ絵、仲間分け、点つなぎ、記憶、推理
- 英語:アルファベット・英単語を紙とデジタル教材で読み書きする
文字(国語)
文字は国語分野の学習。
イラストを見てひらがなを覚え、読み書きしていきます。
名詞だけではなく、動詞の読み書きもあるので、日常生活で話していることの読み書きができるようになります。
数(算数)
数は算数分野の学習。
小学生で学習する足し算や引き算に繋げるために、物を分けたり、合わせたりする問題が中心です。
写真の左は国語(文章)、右は数(簡単な足し算)の問題
知恵
知恵は算数分野の図形学習、国語の運筆、そして考える力を養う問題です。
記憶力や推理力の問題もあるので、能力開発にもなります。
知恵の教材:写真左はの弁別力「同じ絵」、右は構成力「点つなぎ」の問題。
知恵の教材:写真左はの推理力「記憶」、右は理解力「仲間分け」の問題。
英語(紙とデジタル教材)
英語は紙(プリント)の教材とデジタル教材を併用します。年長よりスタート。
アルファベットの順に点つなぎをしたり、英単語で会っているものを塗り絵したりと、子供が大好きな点つなぎや塗り絵を使って英語を覚えていきます。
デジタル教材には映像(動画)、ゲーム、英単語カードからスタートします。
学研通信講座幼児コースの月額料金
教科数 | 学研通信講座幼児コースの月額料金 |
算数・国語(2教科) | 7,150円(税込) |
算数・国語・英語(3教科) | 11,550円(税込) |
※料金の支払いはクレジットカード・口座振替
※初回のみ入会金5,500円(税込)が必要(兄弟・姉妹が会員の場合は割引される)
※英語は年長からスタート
月額料金は幼児コースは国語算・数の2教科で7,150円(税込)。年長から英語を追加したい場合は3教科11,550円(税込)必要です。
学研教室と全く同じシステムになっています。提出した教材の添削が月2回入るため、料金が高くなっています。
通信教育の幼児コースにしては高すぎる値段ですね(苦笑)。
学研通信講座と学研教室の違い
学研通信講座・幼児コースについての料金や内容を理解できたかと思います。
以上を踏まえての通信講座(通信教育)と学研教室との違いについてまとめてみました。
学研通信講座は学研教室と同じく月額料金が高い
学研通信講座幼児コースは学研教室幼児コースと同様、月額料金が高くなっています。
算数・国語の2科目を例に値段をまとめました。
教科数 | 幼児・小学生の月額料金 |
学研通信講座幼児コースの算数・国語(2教科) | 7,150円 |
学研教室幼児コースの算数・国語(2教科) | 週1回6,600円、週2回8,800円 |
学研教室は週に1回〜2回教室に通って学習します。
それに対し学研通信講座幼児コースは、家で毎日1枚取り組むという流れです。学研通信講座は月に2回添削してもらう必要があります。
プリントの内容は同じですが、取り組む形や場所・時間が違います。
比較は難しいのですが、どちらにしても幼児にしては値段が高いというデメリットがあります。
学研通信講座は教室に通う必要が無い、子供がやる気のある時に学習できる
学研教室は近くにある教室に通って学習しますが、学研通信講座はわざわざ教室まで通う必要はありません。
家の近くに学研教室が無い場合には助かります。また、決まった時間に教室に連れていくという必要もありません。
子供が好きな時、やる気のある時に学習できるメリットはあります。
※毎日1枚取り組む必要があります。1日の中でやる気のある時間という意味です。
学研通信講座は家で学習するので親に負担がかかる
学研教室は先生(講師)が教室で指導してくれますが、学研通信講座は教材を送付して添削してもらう形になります。
送付する手間もありますし、期限が近づくと焦りますよね。
家で学習する場合はどうしても親が見る必要があるので、負担がかかります。
高い月謝を支払いながら親の負担がかかるというのは、個人的にはもったいないかなと思います。
学研通信講座幼児コースの感想・口コミ
学研通信講座・幼児コースについて、月額料金や内容、特徴、そして学研教室との違いについて紹介しました。
幼児コースのプリント教材に関しては、よくできているなと感じます。
普通に文字や数字を覚えるだけではなく、小学生以降に繋がる国語の文章、算数の足し算・引き算に繋げるための応用問題となっているのがいいですね。
学研通信講座幼児コースは月2回の添削になります。添削で間違っているとさらにお直しをして送り直す必要があります。
100点になるまで繰り返し取り組むので、これは親にはかなり負担になると思いました。
子供はわかる分野には楽しめますが、わからないことは集中力が続きません。
何度も同じ問題をできるまで続けることが、いかに親にはタイヘンかをよく経験しているので(苦笑)、送付後はは添削する先生に丸投げとなりますが、100点が取れずずっと繰り返されることを想像すると、子供のやる気が無くさないかという心配も感じました。
そして何度も書いていますが、月額料金が高すぎますね。他社の幼児通信教育教材を比較しても値段が高すぎます。
小学生なら科目数も多いのでまだわかるのですが、幼児教材で2〜3教科にしては料金が高すぎると思います。
家で学習するので、学習時間を親が休めません。負担が大きいのに値段がかかるので総合的にバランスが悪いと感じました。
学研教室に通えるのであれば、そちらを選択することをおすすめします。
通信教育を希望しているのであれば、他社にも安くて取り組めるものもあります。
基礎レベルの幼児ポピー、難易度の高いZ会などの教材もあるので、そちらの方も比較し検討してみることをおすすめします。
さらに詳しく
幼児通信教育教材を比較しているので、続けて読んでみて下さい