幼児通信教育教材を子供が学習してはブログに記事を書いています。
関連:幼児通信教育教材10社を比較!2024年おすすめ教材は?
今回は公文式(くもんしき)についてです。
小学生の放課後学習でお馴染みの「公文(くもん)」には幼児コースもあります。
公文というのは、近所の教室に通って学習するのが通常の流れですが、もう一つ通信教育(通信学習)もあります。
正式名は「公文式通信学習」と言います。
今回はその公文の通信教育・幼児コースについてまとめてみました。
公文通信教育・幼児コースについて
出典:KUMON
対象年齢と条件
公文の対象年齢は0歳から。乳児・幼児・小学生と幅広く学習できます。
- 0〜2歳:非推奨
- 3歳
- 年少
- 年中
- 年長
公文を教室で通う場合、0〜2歳から始められるBaby Kumon(ベビーくもん)というのがありますが、通信教育で学習する場合は3歳以上が推奨となっています。
あくまで目安ですが、以下の条件をクリアした子供だけが公文幼児コースの通信教育を始められます。
公文通信教育を始められる条件
- 年齢が3歳以上であること
- 数を30まで数えられること
- ひらがなをいくつか読めること
- 15分ほど机の前に座っていられること
文字や数を読んだり、鉛筆を持って運筆からスタートするので、0〜2歳は難しいと思います。
教材の送付について
通信教育なので、家に教材が送られてきます。
毎月自動的に送られてくるのではなく、学習の進行状況にあわせた送付になっています。
全然教材が進んでいないのであれば、その時点でストップしますし、順調に進んでいるのであれば毎月送付されます。
※初回のみ1,5〜2ヶ月分の教材が届きます
※進行が遅くても月謝はひかれます。
くもんの教室学習と同じ教材を使用する
通信教育用の教材があるわけではなく、教室に通って学習している子供たちと同じ内容の教材でした。
もし教室に通えるのであれば、通って学習する方が親にとっても負担が少なくなります。
通信教育はどうしても通えない方、通うには家から遠すぎる方などにおすすめです。
途中から公文の教室学習に変更も可能
教材内容が同じなので、途中から教室学習に変更することも可能です。
ただし教室学習の入会手続きが必要なので、この場合は電話やメールなどで確認するようにして下さい。
公文通信教育幼児コースの教材内容
出典:KUMON(左は運筆、右は数の問題)
3歳以上を目安に公文の通信教育をスタートできます。
- 算数:数・数字の読み書き
- 国語:文字・ひらがな・カタカナの読み書き
- 英語:eペンシルを使った単語
文字と数については、「読み」から始めて、後に鉛筆が持てるようになると、文字と数の「書き」に入ります。
まずは鉛筆を持った練習「運筆・ズンズン教材」からスタート。鉛筆で①まっすぐ線(直線)、②曲がる線、③途中で重なる線を書けるように学習していきます。
ひらがなの書きは「あ」から始めると難しいので、比較的書きやすい文字「し」や「く」などのなぞり書きから始め、鉛筆の使い方に慣れていくると、難しい「あ」や「お」「を」などを練習する流れになっています。
英語は別途e-pencilを購入し、タッチした音を学んでいきます。最初は英単語が中心になります。
写真:左は「ひらがなことばカード」、右は「ぐるっとズンズン」ひらがなの読みと運筆の問題
公文通信教育の月額料金
教科数 | 幼児・小学生の月額料金 |
1教科 | 8,250円 |
2教科 | 15,400円 |
3教科 | 22,550円 |
※通信管理費を1,100円を含んだ料金
※英語の場合、E-Pencil代:別途6,600円要
※料金の支払いはクレジットカード・口座振替
月額料金は幼児コースも小学生コースも同料金。たった1教科だけで8,250円(税込)もします。
教科とは国語(文字・ひらがな・カタカナ)、算数(数・足し算)、英語(E-Pencil)のこと。
全教科選択の場合は月額22,550円(税込)もかかってしまいます。これは通信教育にしては高すぎますね(苦笑)。
[公文幼児コース]通信教育と教室学習の違い
上の章で公文の通信教育幼児コースについての料金や内容を理解できたかと思います。
以上を踏まえての通信教育と教室学習との違いについてまとめてみました。
教室学習と同じ学習内容なのに料金が高い
公文を教室学習した場合の月額料金は、1教科7,700円(税込)かかります。
それと比較して通信教育は8,250円かかります。
教室学習でも幼児は料金が高いのに、通信管理費を含むので、さらに割高になってしまいます。
通信教育は教室に通う必要が無い
公文は基本近くの教室に通いそこで学習しますが、通信教育はわざわざ教室まで通う必要はありません。
教室学習の場合は、子供が眠たくて不機嫌になっていても、時間内に親が連れて行く必要があります。
通信教育は時間がある時に学習できる
教室学習の場合は曜日と時間の指定がありますが、通信教育の場合は時間が空いている時に学習できます。例えば午前中など。
そのため、子供がやる気がある時間帯を選んで学習に取り組めるというメリットがあります。
通信教育は親への負担が増大
親子で楽しく家庭学習するというイメージが通信教育にはありますが、実際は継続しないといけないので、楽しく継続していくのはなかなか難しいのが現状です(経験談)。
教室学習だと周りの子供たちがいるので、ある程度の年齢になると、お友達と一緒に学習し、わからなければ先生に質問する環境が整っています。
しかし通信教育にはそれがありません。わからなければ親が教える必要があります。
子供がどんどん問題を解けるレベルであれば良いのですが、実際は途中からわからない問題が連続してきます。
そうなると親が教えることになります。途中でぐずり始めて子供がやる気をなくし、嫌がるようになってきます。
先生が教えると子供は聞く耳を持ちますが、親が教えると聞く耳を持たないという面が子供にはあります。
親にも子供にも根気が必要になってきます。
このようなことがあるので、高い月謝を支払っているにも関わらず、親への負担が高いというのはなかなか厳しいものがありますね。
やる気をなくすと、その月に取り組んだ学習を提出できなくなり、その後、教材がたまってしまい、辞めてしまいます。
もし他の通信教育教材が簡単で先取りできるレベルにあるのであれば、足し算などの小学生の問題などを取り組んで行くことも可能です。
だとしても、その場合は教室で学習するのが良いかと思います。
感想・口コミ
公文式の通信教育幼児コースについて、月額料金や内容、特徴、そして教室学習との違いについて紹介しました。
全てを踏まえて、幼児の通信教育にしては料金が高すぎると思います。しかも1教科だけで、小学生と同じ料金なのがチョット…。
その上、親への負担が大きいので、簡単に手を出せる教材ではないと感じました。
教室学習と同内容の教材をわざわざ通信教育で学習する必要はないのではと思います(個人的な感想)。
以上を踏まえて、どうしても公文の通信教育を学習したいのであれば、途中で退会もできるので、まずは資料を取り寄せてみて下さい。
通信教育を希望しているのであれば、他社にも安くて取り組めるものもあります。
基礎レベルの幼児ポピー、難易度の高いZ会などの教材もあるので、そちらの方も比較し検討してみることをおすすめします。
さらに詳しく
幼児通信教育教材を比較しているので、続けて読んでみて下さい