おみやげ算とは2桁の掛け算を暗算で計算するものですが、どの数でもできるのでしょうか?
先に結論を書くと、おみやげ算で「計算できるもの」と「計算できないもの」があります。
今回は「おみやげ算の条件とは?」と題し「できなものがどれか?」についてわかりやすく例題と図付きで紹介します。
おみやげ算で計算できるもの、できないものを確認
まずは3つの例題から、おみやげ算で計算できるものと、計算できないものを確認します。
22×24:おみやげ算で計算できる
まず1つ目は「22×24」をおみやげ算で計算できるのかを確かめます。
- 22+4=26
- 26✕20=520
- 2×4=8
- 260+8=528
おみやげ算を使って暗算で計算すると「22×24=528」になりました。
次に「22×24」を電卓で計算すると「22×24=528」と同じ答えになります。
以上のことから「22×24」はおみやげ算で計算できることが証明されました。
15×28:おみやげ算で計算できない
2つ目は「15×28」をおみやげ算で計算できるのかを確かめます。
- 15+8=23
- 23✕20=460
- 5×8=40
- 460+40=500
おみやげ算を使って暗算で計算すると「15×28=500」になりました。
次に「15×28」を電卓で計算すると「22×24=420」となり、おみやげ算で計算する答えと異なることがわかりました。
以上のことから「15×28」はおみやげ算で計算できないことが証明されました。
35×12:おみやげ算で計算できない
3つ目は「35×12」をおみやげ算で計算できるのかを確かめます。
- 35+2=37
- 37✕10=370
- 5×2=10
- 370+10=380
おみやげ算を使って暗算で計算すると「35×12=380」になりました。
次に「35×12」を電卓で計算すると「22×24=420」となり、おみやげ算で計算する答えと異なることがわかりました。
以上のことから「35×12」はおみやげ算で計算できないことが証明されました。
おみやげ算ができないものがあるのはなぜ?
先程の3つの例題を見てみると以下の結果になりました。
- 22×24 = おみやげ算ができる
- 15×28 = おみやげ算ができない
- 35×12 = おみやげ算ができない
この3つの例題を見て、おみやげ算ができないものに共通するものを見ていくと以下のことがわかってきます。
10の位の数字が異なっている
- 22×24 = 10の位が「2」と「2」で同じ
- 15×28 = 10の位が「1」と「2」で異なる
- 35×12 = 10の位が「3」と「1」で異なる
おみやげ算ができないものは10の位の数字が異なっていることがわかりました。
結論:おみやげ算の条件は10の位が同じ数だけが使える
最後に結論です。
おみやげ算は2桁のかけ算で、十の位が同じ数字の場合だけ使えます。
上の図に3つの例題を用意しました。どれも十の位が同じ数字なので、この場合はおみやげ算が使えます。
試しに計算してみて下さいね。
例題の式と答え:
- 160+8=168
- 660+40=700
- 1180+10=1890
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