ABCマウスサービス終了のお知らせ
ABCマウスイングリッシュ(旧名:楽天ABCmouse)は残念ながらサービスが終了してしまいました。
当ブログにはディズニー英語システム(DWE)を中心に他の子供英語教材についても書いています。
詳しくは「おうち英語に使える子供英語教材7選!おすすめはどれ?」を見て下さい。
子供向けネイティブ英語学習教材「ABCマウスイングリッシュ(ABCmouse English)」を約3年以上継続しています。
娘はディズニー英語システム(DWE)を9年以上続けているので、副教材として手軽にできる子供英語教材を探していました。
丁度その時期に「ABCマウスイングリッシュ」を知ったので、良いタイミングだと思い始めてみることに。
あれからあっという間に3年以上が経っています。
実際に使ってみて、子供の反応を見てみるとかなりいい教材で、飽きさせないサービスがたくさんあります。
さすがアメリカでNo.1のオンライン教材だなと。
今回は「ABCマウスイングリッシュ」リニューアル版の口コミ・3年以上使ってみてわかった6つのことを紹介します。
さらに詳しく
ABCマウスイングリッシュはリニューアルされました。リニューアル後はどう変わったのか?についてまとめています。
関連:ABCマウスイングリッシュがリニューアル!変更点など、新旧を比較してみた
ABCマウスの使い方がわからない方、レベル2やレベル3、レベル4に上げたい場合は下の記事を読んでみて下さい
ABCマウスイングリッシュは反復して英語フレーズを覚えられる
「ABCマウスイングリッシュ」は子供が楽しみながら英語を学べる仕組みがたくさんあります。
一例としてリニューアル版レベル2の内容を見てみると、クラスルーム(教室)にやってきた子供たちが自己紹介していきます。
6人いる生徒たちがお互いに「What's your name?」「My name is〜」というやり取りしていきます。
同じフレーズを何度も繰り返し反復するので、自然と英会話のフレーズを学べるようになっています。
「レベル1〜2」は単語が多めですが、「レベル2」の途中から英会話も増えていき、そして「レベル3」では英会話が中心と少しずつレベルアップしていきます。
子供は一度では覚えられないので、今学んだ英語フレーズを何度も繰り返します。
毎回、英単語や英語フレーズのクイズ・問題があり、その質問に子ども自身が話したり、正しいものを選択したりして覚えられるようになっています。
リニューアルにより、音声の録音機能が追加され、英語のアウトプットの機会が増えました。録画した音声を聞き直すこともできます。
ABCマウスイングリッシュは同じ属性の英単語を覚えていく
「ABCマウスイングリッシュ」では先生が「次はこれをしましょう」と生徒たちに指示します。
下のようにABCマウスは同じ属性のものをまとめて覚えていくようになっています(例はレベル2)。
- head, eye, mouth:顔周辺
- shoulder, head, hand, finger, toes:体周辺
- red, blue, yellow, orange:色
- shirts, pants, sweater:着るもの
- look, lsten, sing:見る・聞く・歌う
- walk, run, danse:身体を動かす
最初は日常生活で必要な属性をまとめて覚えていきますが、覚えていく中で組み合わせが出てきます。
例えば色の「red」と、着るものの「shirts」をあわせた「red shirts」のように使っていくようになっています。
一度覚えるとそれで終わりではなく、次に繋がるような仕組みになっているのが面白いです。
ABCマウスはレベル2の後半から面白くなっていきますよ。
ABCマウスイングリッシュは英会話ベースなので、生きた英語が身につく
これまで反復と属性で覚えるというのを書きました。これらは全て英会話ベースで進められていきます。
先生が「次はこうするように」と英語で指示をし、それにしたがってやり取りしてきます。
この一連の流れが、日本語ではなく英語・英会話でされていくので、自然とその話し方を覚えられるようになっています。
何度も繰り返し練習すると、絵や映像を見ただけで、その英会話や受け答えが出てくるようになっていきます。
この辺りは本当に素晴らしい教材であることを実感しました。
日本の英語教材だと途中で何度も日本語が出てきたりとか、単語ばかりの教材が多いのですが、ABCマウスイングリッシュはアメリカの教材なので、英語を会話ベースで身に着けたい子供にはあっているように思います。
英語学習とは、本来このようなものだと思います。
※リニューアルにより、ABCマウス君と先生とのやり取りだけ日本語が少し入るようになりました(英語初心者にも対応)。
学習のメインとなる部分、問題やクイズ、発音練習、リスニングゲームなどの復習のところは全て英語でやり取りするので安心して下さい。
ABCマウスイングリッシュには子供に飽きさせない仕組みが豊富にある
英語教材はどうしても途中で飽きてしまうというのがあります、特に子供は飽きやすいですね(苦笑)。
しかしABCマウスには飽きさせない仕組み・サービスが豊富に含まれています。
例えば、途中で緩急がありパズルゲームをしたりすることもできますよ。数字の色のパズルが追加されました。
▲対象年齢が3歳〜11歳なので、塗り絵などもあります。
うちの子供は現在10歳ですが、楽しく学習しています。この先も続けられそうです。
キャラクターはネズミのABCマウス君。どんどん英語学習を学んでいくと、その都度チケット(コイン)をもらえるようになります。
そのチケットを貯めて先生と子供たちの動画(映像)レッスンを見直したり、先の予習もできるようになります(上の写真は先生や子供たちの実写による映像一覧)。
これを見ていて、子供が毎日やりたがるのがよくわかると思います。実際面白いのが親が横から見ていても感じます。
勉強色が強くないのが魅力ですね。遊んでいると、いつの間にか英語力がアップしている理想的な教材です。
その他、英語のアクティビティを進めていくと、道をどんどん進んでいき、別の町に進めるようになっていけるのも冒険のようで面白いですよ。
「次は何があるのだろう」というワクワク感があります。
それでも長期間継続すると、子供がABCマウスに飽きてしまう場合があります。詳しくは次の段落を読んでみて下さい。
それでもABCマウスイングリッシュに飽きる場合は?解決策を紹介
ABCマウスイングリッシュは同じ英単語やフレーズを色々な角度から反復練習しますが、同じパターンになるため、長期間継続している子供には飽きやすい傾向があるようには感じています。
例えば、同じ単語の発音の絵を探すゲーム、並べ替えるゲーム、発音するゲームなど、ゲーム感覚ではありますが、しつこいほど繰り返します。
この繰り返しこそが、子供が英単語や英語フレーズを暗記するのに必要なことなのですが、同じことばかり繰り返しているように感じるので飽きてしまうのです。
ウチの子供もそういう時期がありました。
(ただし他の子供英語教材よりはコンテンツが多く、遊び感覚でできるので、飽きる確率は低いと思います。)
ABCマウスに飽きるのを避けるための解決策をいくつか紹介します。
子供の英語スキルが高く、簡単な問題が繰り返されているのであれば、レベルを一つ上に上げるという選択肢があります。
例えば今がレベル1ならレベル2に、レベル2ならレベル3に。
内容が簡単であっても繰り返し英語練習する方が本当のところは良いそうなのですが、飽きてしまい嫌がるよりは良いのかなと思います。
もう一つは画面上のメリーゴーランドの絵から図書のアイコンに行き、デジタル英語絵本を見るのもおすすめ。
ネイティブの発音で読み聞かせしてくれるので、飽きかけている子供にはメインプログラム以外のコンテンツで遊ぶのも良いかと思います。
ウチのように長期継続していると子供は飽きるのですが、親子でミッキーやマーベルのデジタル英語絵本を1冊一緒に読むというのを続けています。
これがルーティーンの英語学習の一つになっているので継続している理由の一つです。
子供が飽きがちな時は親子で一緒にコンテンツを見たり取り組むのが効果的ですよ。
ABCマウスイングリッシュには他のコンテンツも充実しているので、そちらの方も並行して学習してみて下さい。
ABCマウスイングリッシュは世界基準の英語習熟度CEFRに沿って学習できるので、英検対策にもなる
出典:各英語資格・検定試験とCEFRとの対照表(文部科学省・PDF)
英語習熟度を測る「CEFR(セファール)」という基準があります(上の表の一番左を参照)。例えばPre-A1とかA1、A2など。
世界統一基準で英語習熟度がわかるものですが、ABCマウスイングリッシュはこのCEFRに沿った学習内容に変更されました。
下の表は「ABCマウスイングリッシュ」レベル別のCEFR、修得単位数、リスニング・スピーキングで学習できる内容になっています。
CEFR | 習得単語数 | リスニング | スピーキング | |
レベル1 | Pre-A1 | 215単語 | 単語を理解 | 単語・短いフレーズをリピート |
レベル2 | 305単語 | 文章・短い会話の中の単語を理解 | 文章をリピート | |
レベル3 | A1 | 330単語 | 文章・短い会話の中の全体の意味を理解 | 単語・短いフレーズで質問に答える |
レベル4 | 350単語 | 簡単な内容を理解する | 簡単な内容をやり取りすることができる |
参考:ABCマウスイングリッシュ公式より
学習レベルはレベル4まであります。レベル1〜2は「Pre-A1」、レベル3〜4は「A1」の難易度になっています。
レベル1は英単語中心ですが、レベル3になると文章や質問に英語で答えたりする内容、レベル4になると簡単な内容を理解し、会話のキャッチボールをすることができる内容になっています。
レベル4まで学習すると、比較級・最上級・前置詞、不定詞・不規則な複数形などを学習する7歳以上・中級レベルの英語力を持つ子供たちが対象となっています。
もし中級レベルの英語学習を子供にさせたい方には、レベル4とデジタル英語絵本(読み聞かせ機能付き)を繰り返し学習することをおすすめします。
※ABCマウスのレベル1〜2が簡単だと感じた場合は、保護者がレベル3や4に設定変更することも可能。
▲レベル4の文章を並べる問題一例。右にある単語をドラッグして並べます。"The house is white."が正解の答え。
▲レベル4になると会話や英語絵本を読むスピードも早くなっています。途中で普通に関係代名詞が何度も登場していますよ。
上の文部科学省の表をもとに一例を挙げると、「ABCマウスイングリッシュ」をレベル4(A1レベル)まで学習した場合、「英検(実用技能英語検定)」4級を受検できる目安になります。
その後、レベル4以降も継続していきA1,A2、B1のレベルまで達すると、「TOEFL Primary STEP1・STEP2」や「ケンブリッジ英検」のA2 Keyを受検できる目安にもなります。
以上のことから、英語検定や英語資格を受検しようと考えている方への、受検対策の一つとしても「ABCマウスイングリッシュ」は使えるようになりました。
追加情報:ABCマウスイングリッシュをレベル3〜4まで学習すると、英検4級程度のスキルが身につくと公式サイトに表記。
追加情報:ABCマウスを利用した子供たちが、英検ジュニアのスコアが3倍に伸びたという受検結果が公表(Age of Learningの有効性調査結果)。
次は英検3級を調べて欲しいです。
まとめ
子供向けネイティブ英語学習教材「ABCマウスイングリッシュ(ABCmouse English=旧名「楽天ABCマウス」)」を3年以上使ってみてわかったことをまとめてみました。
英語で普通に話せる子供はする必要はありませんが、英語のインプット(リスニング)やアウトプット(スピーキング)を両立させたい方、子供に気軽に英語を習わせたい、いつか英検やケンブリッジ英検を受検させたいという方には最適な教材だと思います。
英語初心者の場合、タブレット学習に最初は戸惑うと思いますが、1日、2日使ってみると子供はあっという間に使い方を覚えていました。さすがデジタルネイティブ世代です。
親はスタート時以外は説明する必要がないので、毎日ある程度時間があればスキマ時間に楽しめるのが良いかなと思います。
晩ごはんを作っている間にYouTubeやテレビを見せたりしているのであれば、ABCマウスイングリッシュをさせるのがおすすめです。
※遊びすぎないように、保護者の設定ボタンから時間設定の追加が可能。
子供たちの英語スキルがバラバラなので、まずは2週間の無料お試し体験をしてみてください。実際に無料お試ししてみると「簡単すぎる」「これはハマる」などがわかると思います。
もし簡単ならレベル2やレベル3に上げてみて下さい。レベル3とレベル4は必ず学習することをおすすめします。
ちなみに我が家は気に入ってしまったので2年以上契約しています。年契約すると月々1,233円で使えるので良心的。
しかも1契約で別アカウントを3つまで作れるので、兄弟や姉妹がいればさらにお得。
その他、ディズニーのデジタル英語絵本も充実!英語の音声で絵本を読み聞かせしてくれますよ。
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