先日、購入した本に値札(バーコード)のシールが付いていて、そのシールを剥がそうとしてもなかなか剝がすことができませんでした。剥がしづらいタイプのシールですね。
以前から知識として「ドライヤーを使うと簡単に剥がせる」というのがありました。しかし、その時に上手に剥がせたことがなかったので、それ以来全くその方法を使っていませんでした。
しかし、今回どうしてもこのシールをはがしたかったので、再びドライヤーを使用してみると、あるコツがわかりました。おかげで綺麗に剥がすことができましたよ。
本の値札やシールをドライヤーを使って綺麗に剥がすコツをご紹介します。
ドライヤーを使うとなぜ値札やシールを剥がせるのか?
ドライヤーを使うとなぜ本の値札やプラスチックに付いたシールを剥がすことができるのでしょうか?それはドライヤーの熱風に関係しています。
それは値札やシールの接着剤がドライヤーの熱風のおかげで溶けやすくなるからです。
ただし、一度付いているので完全には溶けるのではなく、あくまで溶けやすくなるのですね。剥がしやすいシールだとただドライヤーをあてるだけで簡単に剥がせるようになります。
しかし、頑固なシールもあり、一度で一枚のシールをまとめて剥がせないものが多いのが現状です。なので、ドライヤーをあてても、必ずしも全てのシールが剥がせるというわけではありませんでした。
そんなことがあったので、ドライヤーをあててシールを剥がすということは、お蔵入りしていたのです。
今回、他にも綺麗に剥がすという方法は知らなかったので、最初は適当にドライヤーの温風を当てていましたが、熱風により接着面の先着剤が溶けやすくなるというのをイメージした時に、ある方法を思いつきました。そのあるコツを次にご紹介します。
シールを剥がすにはドライヤーの当て方が重要
ドライヤーをただシールに近づけるだけでは、頑固なシールを剥がすことができません。先ほど接着剤を溶かすということをイメージした時にあるコツが浮かびました。
それは、接着面の方向にドライヤーの熱を当てるということです。たったこれだけ。では実際にシールを剥がしてみます。
子供から「剥がせなかった」と手渡された本に付着したシール。既にシール剥がしに失敗しています……。この状態からドライヤーで剥がしていきます。
まず、シールの角や端の一部を軽く剥がします。今回はこの写真の左側端を軽く剥がしてみました。プラスチックだと問題ないのですが、紙類だと傷が残るので丁寧に少しだけ剥がしましょう。
少しだけ剥がしたシールの接着面にドライヤーの熱を当てます。下に当たるようにしましょう。
接着面を溶かすことをイメージして、シールの下に温風が行くようにしましょう。先ほどよりもはがれていました。
途中でシールがちぎれてしまいました。難易度の高いシールです。今度は右の下と端を少し剥がして同様にドライヤーを当てていきました。
ほぼ剝がれたので、最後は濡れティッシュで表面に薄く付いているシールのベタベタした接着を取り除きました。
我が家は子供のおしり拭きを使ってベタベタしたシール跡を拭きました。おしりふきは換気扇の汚れまで取れるぐらい優れものです。
これで綺麗に剥がし終わることができました。
ドライヤーの良いあて方とダメなあて方、まとめ
本などの紙類やプラスチックについたシールをドライヤーを使って綺麗に剥がし方をご紹介しました。まとめます。
ドライヤーを上から当てるというやり方は、接着面が溶けるのにムラがあるのでなかなか剥がれませんでした。
これは僕がこれまで何度かやっては剥がれず挫折してきたやり方です。
今度は成功例。少しだけシールを剥がし、そのシールの下にドライヤーの熱風を入れることで接着面が溶けて綺麗に剥がすことができました。たったこれだけです。簡単でしょう(上の図参照)。
今回は本の紙類を剥がしたので難易度が高かったのですが、プラスチックならより簡単に剥がすことができますよ。
途中でちぎれてしまうような難しいシールでも、上のように剥がせたので、根気よくゆっくり続けてみて下さい。
【関連】キウイフルーツを柔らかくする方法