中学受験で出題される「消去算」について解説しています。
今回は「消去算は小学何年生で習うのか?」と「なぜ小学校では消去算を時間をかけて習わないのか?」についても紹介します。
消去算は小学何年生で習うの?
Q:「消去算は何年生で習うの?」
A:「消去算は小学5年生で習います。ただしメインではなく、コラムのようなページに載っているので、習わない学校もあります。」
消去算は小学5年生の算数の教科書(上巻)で習う(日本文教出版の場合)
「日本文教出版」の場合は、小学5年生の算数の教科書(上巻)の最後にある「算数マイトライ」の「もっとジャンプ」で、消去算の考え方を習います。
教科書には「消去算」という言葉は出てこず「同じものをみつけよう」というタイトルが使われています(上の写真参照)。
連立方程式を使わずに、数直線で消去算の考え方を解説しています。
問題も基礎内容で、最小公倍数を使う必要がない問題が選ばれています。
消去算を小学校で時間をかけて習わないのはなぜ?
Q:「消去算を小学校で時間をかけて習わないのはなぜ?」
A:「中学1年生で学習する連立一次方程式で解く方法をメインとしているから。」
消去算を習わない小学校は多いが、教科書には簡単に載っているので中学受験で出題される
消去算に出てくる文章題は中学1年生で学習する連立一次方程式を使うのが主だと考えられているので、小学校の教科書には簡単にしか取り上げられていません。
簡単にしか取り上げられていませんが、小学5年生の教科書に載っていることから中学受験で出題されます。
消去算は教科書に載っている解き方だと時間がかかってしまいます。しかも応用問題には対応できないのが難点。
消去算の文章題を早く解くためには連立方程式に似たやり方がおすすめです。(XやYを使わないが似た計算方法)。
中学受験で消去算の問題が出題されたら、機械的に早く解けるように一つの解き方を何度も練習する必要があります。
「消去算のやり方|練習問題をわかりやすく図説|中学受験対策」で紹介した連立方程式に似たやり方が個人的には解きやすいと感じているので、ぜひ参考にして下さいね。