先日、京都ブライトンホテルに宿泊した時に、近くを散歩していると、気になるお店を見つけました。澤井醤油本店「京都まるさわ」というお店、いかにも京都らしい佇まいです。
入口にはもろみの文字が。僕は以前、奈良五条でもろみを買って以降、もろみが好きになり、お店を見つけては買って食べています。
気になったので早速入ってみました。澤井醤油本店「京都まるさわ(マルサワ)」のお店と購入した再仕込み醤油、もろみを食べてみた感想をご紹介します。
澤井醤油本店「京都まるさわ(マルサワ)」アクセスと特徴
京都御所の蛤御門と中立売門あたり、烏丸通り少し西側に5分ほど歩くと、澤井醤油本店「京都まるさわ」はあります。
- 本店営業日:月曜~土曜9:00~17:00
- 休業日:日曜日、祝日は不定休、お正月、お盆
すぐ近くの「京都ブライトンホテル」に宿泊。夕方家族で京都御所に散歩することになり、町ぷらしていると気になるお店を見つけました。かなり大きなお店で、鰻の寝床のように奥行があります。
入口には「京名産、自慢の風味マルサワ もろみ 醸造元澤井本店」と書かれています。景観重要建造物。
もろみという文字を見つけて、気になって入ってみることにしました。
中長者町新町西入ル仲之町と書かれています。駐車場も40m先にあります。では入ってみましょう。
明治12年創業。建物は江戸時代からのもので、2003年に改修されているのでとても綺麗です。
昔から伝統を受け継いだ造り方をされています。入りにくい雰囲気はありますが、5代目澤井さんはとても気さくな方で、ひとつひとつ丁寧に説明してくれました。
店内に入ると大きな醤油の蔵があります。玄関付近に色々な醤油が並べられています。再仕込み醤油や、薄口醤油、湯豆腐のたれ、さしみ醤油、冷奴用の醤油、ポン酢など。お土産用などもあるので買いやすいですよ。
Tシャツやエコバッグなども売られていて、どれも欲しくなる商品だらけ。その中にもろみもありました。
もろみは小さな100gミニサイズから、200g、300gもありました。その中で容器に入った200gを購入、お土産には醤油を買いました。
醤油ともろみを購入、食べてみた感想
お土産用に再仕込み醤油を、自宅で食べるためにもろみを購入しました。
再仕込み醤油。出来た醤油をもう一度大豆と小麦で再仕込みをし、2回熟成させた醤油です。香りがよく仕上がっていて、ドロッとした濃厚さがあります。
可愛い形の醤油やミニサイズもあるので、一度買ってみて下さい。
これが購入したマルサワ「京もろみ」200g。
京都では歳末に醤油店が、お得意様にもろみを送り、ごひいきを感謝する風習があったそうです。
原材料名
大豆(国産)、はだか麦、食塩、糖類(水飴、果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、胡瓜、茄子、生姜、調味料(アミノ酸等)、アルコール
京もろみとは?
もろみとは、醤油や酒を絞る前の状態のものですが、澤井本店では「マルサワの京もろみ」として最高の大豆と精選された白麦、本舗相伝の醸造方法で麹にし1年発行熟成させ、なす、きゅうり、しょうがを加え、酒のさかなや温かいご飯のおかずとして造られたものです。
マルサワ「京もろみ」を開けてみました。100gは袋だけですが、200gは容器が付いているのでいいですね。
予想していた色とは異なりかなり黒いもろみです。
京もろみをご飯の上に乗せて食べてみました。想像していたよりも醤油独特の辛みや酸味があるもろみです。熟成させているのがよくわかりますね。
糖分をたくさん加えて甘みを前面に出したもろみや金山寺みそなどがありますが、これは塩分がある醤油味が強い京もろみです。
少量をごはんに乗せるだけで、たくさんの量のご飯を食べられますよ。逆にごはんが少量だと辛さが残ります。中にはたまにキュウリや茄子がごろっと入っていて、おかずにもなりますよ。
ご飯が止まらなくなるので注意しましょう(笑)。
偶然見つけられて良かった
調べもせずに散歩していたら見つけたのが、澤井醤油本店「京都まるさわ」でした。入ってよかったなと話しています。
店内の様子やお店の方との話、そして購入した「京もろみ」など。とても満足でした。
特に京都ではこのような知られざるお店がたくさんあるのを感じました(知らなかったのは僕だけかも)。「ここは気になる」って思ったら、勇気が入りますが入ってみることをオススメします。
また行ったら立ち寄ってみたいお店です。もし近くを通られた時はぜひ入って見て下さいね。
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