パソコンを使った在宅フリーランスをしています。在宅ワークについてはこれまで何記事か書いてきました。
今回はフリーランス(個人事業主)についてです。フリーランスになると、自分で確定申告をする必要があります。
その確定申告直後に所得税が確定され、すぐに納める必要があります。また6月になると、一気に税金や国民健康保険の請求書が届きます。
折角、少しずつ貯金が出来てきたのに、その貯金がなくなってしまいショック。税金の為に貯金をしているという、よくわからない状態が続いています。
特に国民健康保険は請求額があまりにも高いのでビックリしますよ。想像以上の額でした(それについては後日記事にします)。
今回はフリーランスの税金(国民健康保険を含む)の種類や支払い方、請求時期と支払い時期についてまとめてみました。
1.確定申告と所得税、消費税[3月]
確定申告の受付は毎年3月15日までです。申告が終わると、自動的に所得税が決定します。
この所得税は現金の場合、急に支払う必要が出てきます。納付期限も3月15日までです。期日があまりないので、あらかじめ準備しておきましょう。
振替手続きをしている方は4月中旬までに支払う形になります。
消費税がある方は、3月31日までに納付、振替は4月下旬です。いずれも税務署から別途通知のお知らせが無いので注意しましょう。
所得税の支払いについて
所得税が30万円以上の方は銀行か直接納付する必要がありますが、30万円以下の方はコンビニ支払いができます。
ただし、元の用紙にはバーコードが付いていないので、税務署で振込用紙を作ってもらう必要があります。
この振込用紙はバーコード付きになるので、コンビニで支払えるようになります。
2.住民税(市民税+府民税)[6月2~3週目頃]
2~3か月経過した6月の2~3週目頃、まずは住民税(市民税+府民税)の請求書が突如送られてきます。
住民税は4回に分けて支払うか、一括(1回)で支払うかのどちらかです。
住民税の分割と一括納期限
- 1期:6月30日まで
- 2期:8月31日まで
- 3期:10月31日まで
- 4期:1月31日まで
- 1活払い:6月30日まで
これも3月の所得税と同様、準備しておくようにしましょう。我が家は準備していたので一括支払いしました。
銀行かコンビニ支払いが可能です。地域によってはクレジットカード支払いも可能。ちなみに大阪は2017年度よりクレジットカードの支払いが可能になりましたが、システム利用料(手数料)が高くて使いづらいですね。
その他、Yahoo!公金支払いもあります。
Yahoo!公金支払いとは
Yahoo!公金支払いとは、税金や料金を市役所や銀行に行かなくても、Yahoo!で支払えるサービスです。
地方自治法第231条の2第6項、地方自治法施行令の規定による「指定代理納付者による納付」
参考:Yahoo!公金支払い
3.国民健康保険[6月2~3週目頃]
健康保険を国民健康保険にされている方は、6月の2~3週目頃に請求書が届きます。(国保は税金ではありませんが、一連の流れにあるので書いてみました。)
国民健康保険は12か月で分割するのではなく、6月に請求書が届くので10か月に分割して支払う形になっています。
また、我が家(3人家族)は夫婦が40代に入っているで、介護分保険料(40歳以上~65歳未満)も支払う形になります。
上で紹介した所得税や住民税については、ある程度予想はできたのですが、この国民健康保険については予想をはるかに上回る金額でした。
なぜ国民健康保険が高すぎるのかについて、記事にしました。下の記事をあわせて読んでみて下さい▼
【関連】国民健康保険が高い!減免できるか市役所に聞きに行ってきた
4.予定納税(所得税を15万円以上支払った方を対象)[6月3週目頃]
1の所得税を15万円以上を支払った方を対象に「予定納税」が6月3週目頃に届きます。
予定納税とは?
予定納税とは、ある一定ラインの所得税を納めると、翌年の所得も同じくらいであるだろうと類推され、先に分割で納めさせるというものです。
3月にまとめて支払うのを、分割するイメージです。第1期分が7月1日~8月1日で、第2期分が11月1日~11月31日です。次の確定申告後に差し引いてもらえます。
以上が予定納税です。
今予定納税を支払っておくと、次回の所得税が差し引かれるので、次からの支払いが楽ですよというのが趣旨です。
しかし、我が家からすると今まさに国民健康保険の高額請求だけでも火の車。負担が積み重なりすぎてどうしようということになっています…。
5.個人事業税
年収が290万円以上の方に通知がきます。まず8月末から9月初めに「個人事業税についてのお尋ね」というアンケートがきます。
これは該当するかという判断にするために送られてきます。9月の途中までに返送締め切りになっていました。
その後「個人事業税の課税についてのお知らせ」が9月中旬に届きます。これは個人事業税を課税する予定という通知です。具体的に納税額が書かれています。
個人事業税の納税額は4%~5%、仕事によって異なります。この時は10月末日と11月末日の2期に分けて納税しました。来年度からは8月末と11月末の2回に分けて支払う形になります。
- 個人事業税についてのお尋ね:アンケート
- 個人事業税の課税についてのお知らせ:課税の予定と納税額、納税期日
- 2回に分けて納税する(基本は8月と11月)
個人事業税の特徴として、納税した金額分を経費にすることができます。「租税公課」という項目です。
6.その他
車や住宅を持っている方は、自動車税や固定資産税が6月~7月にかけて次から次へとやってくることになります。
まとめ
フリーランス(個人事業主)の税金(国民健康保険を含む)の種類や支払い方、請求時期と支払い時期についてご紹介しました。
これを読むとだいたい流れがわかるようになっています。特にサラリーマンからフリーランスに転職された方にわかるように書いてみました。
サラリーマンは12か月で分割して支払っているのでピンと来ないと思いますが、フリーランスの場合は1度に支払うことが多くなり、それが6~7月に集中してやってくるので負担が大きくなります。予め用意しておくことが必要です。
国民健康保険はあまりにも高いので、何か他の健康保険が無いのか調べないといけないなと感じています。サラリーマンは健康保険を半分負担で良いのですが、フリーランスは全額支払いなのでそれも影響しています。
それを踏まえても高額すぎて、税金の為に貯金をしているという悪循環が続いているのが現状です。そんな事情で、今年から会計士さんに見てもらうことになりました。
【関連】国民健康保険が高い!減免できるか市役所に聞きに行ってきた