子供(幼児)に「早く~して」とか「早く~しないと」と言い過ぎるところがあります。
親としては「今することを早く終わらせて次に進みたい」と考えているので、ついつい言ってしまうところがありますよね。
しかしこれを言っても全く効果は無し!何一つ聞いてくれません(苦笑)。
言うことをあまりにも聞かなさ過ぎるので、何か他の言い方をしてみましたが、それでも効果なし。
そんな悩みがある中、尾木ママの本を読んで、それを実践してみると、あら不思議!子供が次への行動に移したのです。
やはり子育ての悩みは自分たちで抱えているだけではいけませんね。先輩方の意見を知ると近道だったりします。
子供が言うことを聞いてくれないのなら、この言葉を選んで使ってみた方がいいよってことをご紹介します。
尾木ママの本「叱らない子育て論」には、子供に「早く〜して」と言わないようにしようと書かれていた
図書館でたまに子育ての本を借りたりします。その中に『尾木ママの「叱らない」子育て論』(主婦と生活社)という本を読みました。
内容は『こどもがぐんぐん伸びる、「叱らない」子育て法』と題して親の考え方を改めましょうという本です。
以前から尾木ママについてはテレビで見ていて、共感できる部分も(少しは)あるので、試しに読んでみてました。
その中に子供が言う事を聞かないという話が出てきます。
「早く~して」とか「早く~しないと……」という言葉を使わないようにしようということが書かれていました。
この「早く~」というのは、普通に使ってしまいがちな言葉です。確かに多用してます、ついつい言ってしまうんですよね。
尾木ママの本には、「それを言っても全く聞かないでしょう」と書かれています。確かにそうだ「うんうん」と読み進めていきました。
そのような時には言葉を言い換えましょうと書かれています。
- 早く~しないと、早く~して→×
- 「いつ~する?」「いつまでに~が終わる?」「いつから始める?」→○
全く同じことで悩んでいるので、妻と早速使ってみることにしました。
尾木ママ本に書かれていたように子供に言ってみた結果は成功!ただし……
「早く~して」「早く~しないと」という言い方から「いつまでに~するの?」「いつから~するの?」と聞くように変更しました。
すると子供の方から「~するまで」と帰ってきます。
また返事が帰ってこないこともありますが(結構あります)、その時は親の方が「次に~したら始めてや」と言うと、「うん!」と言います。
ウチの子は朝の幼稚園の準備を全くしません。食べないし、歯を磨かないし、着替えないし、というのが毎日続いています。これが大変。
このような時に「おかあさんといっしょのテレビが見終わったら、歯を磨いてな?」というと、エンディングになると歯を磨きに行ったりするようになりました。
その他「これいつまでに終わるの?」って言うと子供が「あと3分」というので、実際にスマホのタイマーで3分を計り、「ピピピピ」となったら、むくりと次への行動に移るようになりました。
これまでは何に対しても嫌がっていたのに、言い方次第で実際に自ら行動してくれるようになったのです。これには驚きました。
ただし百発百中ではありません。たまには次への行動をしてくれない時もあります。
例えば幼稚園から帰ってきた時は、どうも疲れているようで、上手いこといかない時もあります。
それでも朝はこの言い方で子供自らがやる気になったり、一つのことを終えて、次へのアクションをしてくれるようになったので、それだけでも嬉しいことです。
まとめ:子供への言い方を変えてみてわかったこと
いつも子供に話して聞いてくれなくても、言い方次第ではやる気になるのだなと、尾木ママの本を読んで実践してみて感じました。
急にあることをやめさせて、次への行動に移させるのは、かなり難しいものです。
その時はキリのいい時までさせて、そこで終わらせるような言い方、工夫が必要です。
先に次への目印を言っておくことで、子供自身が考えて、辞めようという気になってくれました。
上の例で言うとタイマーの合図や番組終了などの目安、目標ですね。
ついついいつも親の言葉で言いがちですが、何か他の言い方次第で子供がアクションをしてくれることがわかりました。
「早く」とすぐに答えを求めがちですが、親として少しはゆとりをもてるようになりたいものです。
同様の悩みを持っている方は一度この本を読んで参考にしてみて下さい。
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