先日、住吉大社に初詣に行ったという記事を書きました。その続きです。その後、初辰さんの招き猫をいただいたき、昼食にすることにしました。
しかしランチする場所は無いので、直ぐ近くにある「住吉公園」内でパンやおにぎりなどを買って食べました。結構ポカポカ陽気だったので良かったです。少しずつ春の訪れを感じさせてくれます。
昼食後、子供は住吉公園で遊び、少し公園周辺を散歩することに。するとこの場所が住吉大社の旧参道であることがわかりました。
住吉大社の旧参道(汐掛道)や常夜灯、松尾芭蕉の句碑をご紹介します。
住吉公園は住吉大社の旧表参道にある
住吉公園は住吉大社の参道にあります。常夜灯や燈籠が周辺に並んでいて、歴史を感じさせてくれますよ。
住吉大社前の鳥居と反対側、南海電車「住吉大社前」の方に行きましょう。
丁度、阪堺電車の新型車「堺トラム」が入ってきました。この電車は紫色をしているので「紫おん(しおん)」。もう一つ、茶色ので電車は「茶ちゃ」と言います。
阪堺電車の「一日乗車券」については下の記事をあわせて読んでみて下さい▼
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南海電車住吉大社前の方に行くと、歩道の両端に燈籠があります。スゴイ年季が入っていますね。住友が献納した住友燈籠。
南海電車の住吉大社前駅の横にひっそりとあるのが阪堺電車の「住吉公園駅」。なんと朝の8時台が終電。
7時台が始発、8時台が終電という恐ろしく本数が少ない駅です。(追記:終了しました)
中央横に黄色く一本路があるのが、住吉大社の旧表参道。潮掛道(汐掛道)と呼ばれています。
住吉公園入口。旧表参道。
住吉公園前の巨大常夜灯。昔はこの近くまで海が広がっていたそうです。景色は最高だったとか。
先ほどの巨大常夜灯の前が川になっていて舟が行き来しています。常夜灯の前が「岸の姫松」と呼ばれていました。
汐掛道の記
住吉大社の神事の馬場として使われていた。松原が続き出見の浜に出る名勝の地であった。
東西に貫く道は住吉大社の参道で、浜で浄めた神輿が通るため「汐掛道」と称され、沿道の燈籠は代々住友家当主の寄進になり、参詣や行楽の人々でにぎわった。
古くから「白砂青松」の歌枕の地として知られ、近世には文人・俳人がここを往来し、大阪文芸の拠点の1つとなっていた
親切にも地図もあるので、現代と照らし合わせて昔をイメージできますよ。
松尾芭蕉句碑
「桝買て分別かはる月見かな」
松尾芭蕉は元禄七年(1694年)故郷の上野から奈良を経て大阪に入り、住吉の宝の市で名物の桝を購入。住吉の津は海外貿易の拠点で、定期市が開かれ、経済や文化の発展にも大きな役割を果たした。
宝の市はその名残りで、住吉大社前で桝を参詣人で賑わった。芭蕉は、南御堂近くで没しているので、住吉詣でと宝の位置は生涯最後の旅でここがゆかりの地となっている。
最後に
住吉大社の旧参道、汐掛道をご紹介しました。昔の地図絵と見比べて、当時この西側が海(住吉の津)だったということをイメージできるのでおすすめです。
また、松尾芭蕉の句から江戸時代に住吉大社周辺の賑わいもよくわかりますね。
歴史好きは楽しめる場所です。住吉大社に参拝される時は、住吉公園前の旧参道を歩いてみてはいかがでしょうか。
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住吉公園の遊具で子どもと遊んできました▼
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