小学生になってから苦手な科目は算数と言っていいほど、子供は全ての内容に四苦八苦しています。
そんな苦手な算数でしたが、小学2年生の11月になるとやっと得意な分野が出てきました。それは掛け算(かけざん)の九九です。
親から見て「掛け算は得意になるだろう」と漠然とした予想をしていたのですが、その予想が的中となりました。
掛け算が得意になった理由を、足し算や引き算との異なる点を含めて紹介します。
足し算と引き算は繰り上がり・繰り下がりがあるから苦手になった
小1のになると足し算と引き算がスタートします。最初はいくつといくつから始まり、一桁の足し算・引き算と進み、次に10以上の数に進みます。
途中までは幼稚園の時から始めていた通信教育のおかげで算数はほとんどが理解できる科目でした。
しかし、算数が苦手になったのは数が10以上になり、繰り上がりの足し算、繰り下がりの引き算が始まった時からです。
繰り上がり・繰り下がりがあると、頭の中で同時に考えることが増えます。
数を瞬時に2つに分けて、それと今ある数を足して10という集まりを作る「さくらんぼ計算」というのをしないといけないので、計算カードによる練習が繰り返し必要となります。
あの時点で子供が嫌がり始めたので、計算カードの練習をほとんどせずに逃げてばかりになりました。
その結果、あの時のツケが今となって大きくのしかかったように思います。
足し算と引き算は筆算が始まったあたりから、一つ一つ丁寧に進めていくと解けるようにはなりましたが、それでもやはり不安定。
家ではできても学校のミニテストでは時間制限があるため、間違ってばかりが続いているのが現状です。
まぁ、それでも久々に確認すると、以前とは違う部分を見ていることもあるので、この辺りは他の子供たちと比べなければいいのかなと思うようにもなりました。
掛け算の九九は暗記科目なので、子供は得意になる
足し算と引き算は一つ一つ丁寧に計算していく必要があることから、子供にとっては苦手な分野です。
そのような子供の姿を見ながら「もしかしたら掛け算はできるようになるかも」と漠然とした期待をしていました。
その掛け算のくくが小学2年生の2学期後半になり実際に始まりました。蓋を開けてみると…
娘は予想通りに掛け算が得意になったのです。
子供が掛け算の九九を得意になった理由
子供が掛け算の九九を得意になった理由をまとめてみました。
- 教科書を声を出して読む音読が好きだから
- 難しい文章をあっという間に暗記できていたから
- 足し算・引き算と違い、掛け算の九九は暗記力が重要になるから
学校でみんなで声を出す音読を日課にしているからか、ウチの娘は文章を声を出して読むのが大好きです。
帰宅後は宿題は嫌がるのに、音読の教科書(ドリル)を読んだり、いつの間にか暗記した文章を言ったりするのは得意。
そういう姿を見てきたので、「もしかしたら九九はあっという間に暗記できるかも」という予想をしていたのです。
先週スタートした掛け算の九九は、1週間で1の段から5の段当までを覚え、今週には後半の6の段以上を暗記しています。
実際に掛け算の問題を見ても、暗記した九九を活かしてどんどん解いています。
いつもはほとんど進まず嫌がってばかりの算数の宿題が、掛け算に入ると進む進む。「えっ、もう終わったの?」ていうぐらいに親への負担が減っています。
この様子を見たときは本当にうれしかったですね。誰しも得意・不得意はあるのかなと。
最後に
ずっと子供の算数については心配事ばかり続いていましたが、掛け算になり楽しく進めていく姿を見て、嬉しくてついついブログに書いてしまいました。
「2+2+2+2」が「2×4」だということを子供が理解できた時に、少しずつではありますが算数を好きになりかけているようにも見えましたよ。
今後は掛け算も応用に入り、足し算・引き算の組み合わせも入っていき、いつものように苦手になるのかもしれませんが、この掛け算の九九をきっかけにやる気になってほしいものです。