中学受験で出題される「つるかめ算」は表や面積図を使った複数の解き方があります。
今回は「つるかめ算は小学何年生で習うのか?」についてと「なぜ小学校ではつるかめ算を本格的に習わないのか?」についても紹介します。
つるかめ算は小学何年生で習うの?
Q:「つるかめ算は小学何年生で習うのでしょうか?」
A:「つるかめ算は小学4年生で習います。ただし(応用問題になるので)習わない学校もあります」
最新の教科書を実際に調べてみたところ、日本文教出版の教科書「小学算数」では、小学4年下巻の最後に載っていました(上の画像参照)。
下巻の最後のページ(P.154)に「もっとジャンプ」という応用問題のページがあり「つるかめ算」が2問紹介されています。
教科書にはつるかめ算の文字は出ておらず、「差を使って考えよう」と書かれているだけ。
わかりやすい「面積図」での解説ではなく、「表」を使って一つずつゆっくりと答えを導き出すことから、解き方や考え方に重点が置かれています。
つるかめ算を習わない小学校も多いのですが、問題集や中学受験ではかなりの確率で出題されるので、対策としてつるかめ算の解き方を知っておくと役に立ちます。
つるかめ算を小学校で時間をかけて習わないのはなぜ?
算数の教科書「小学4年生・下巻」に少しだけ載っているだけなので、ほとんど学校では本格的には習いません。
その理由として考えられるのは、中学校の数学「連立方程式」を使って解くのをメインとしているからだと考えられます。
しかし、問題集や中学受験では頻繁に出題されるので、小学校では習わないけど、解き方を覚えておく必要があるのです。
言い換えると、つるかめ算は「連立方程式」を使わずに文章題を解く方法になります。
最後に
つるかめ算は小学何年生で習うのか?について紹介しました。
教科書では少しだけしか載っていませんが、つるかめ算が出題されている問題集は多く見かけます。
もし宿題で問題集が使われているのであれば、小学校でもつるかめ算の解説があると思いますが、算数の基礎しか学習しない学校ではつるかめ算は飛ばされる傾向にあります。
つるかめ算は中学受験や模擬テストなどには必須になるので、この機会に解き方を覚えておくことをおすすめします。
下の記事につるかめ算の解き方をわかりやすく解説しています。続けて読んでみて下さい▼