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[天王寺七坂]江戸時代の面影が残る「源聖寺坂」を上ってみた

源聖寺坂(天王寺七坂)

大阪市内には「天王寺七坂」と呼ばれる七つの有名な坂があります。

このあたりは寺町と呼ばれ、江戸時代に大阪城下にあったお寺が移転させられた為、たくさんの寺院が集まっています。

天王寺七坂

  • 真言坂
  • 源聖寺坂
  • 口縄坂
  • 愛染坂
  • 清水坂
  • 天神坂
  • 逢坂

以上が七坂です。この中から個人的に気に入っている「源聖寺坂」を歩いてみました。司馬遼太郎の小説にも多く登場しますよ。

江戸時代当時の面影が残る「源聖寺坂」をご紹介します。

源聖寺坂アクセス

最寄駅は大阪メトロ(地下鉄)「谷町九丁目駅」南西、又は地下鉄、近鉄「日本橋駅」南東に位置します。

坂の下から上られる場合は松屋町筋の方に行きましょう。多少ディープな路もあるのでご注意ください。

七坂は近くにあるのでハイキングや散歩がてら、七坂めぐりをされる方が多いです。

「天王寺七坂めぐり」の歩き方一例がありました。

参考:天王寺七坂めぐり(Google)

 

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源聖寺坂を上る

源聖寺坂(天王寺七坂)

これから源聖寺坂を上ってみます。案内の碑があるのでわかりやすいですね。

 

源聖寺坂(天王寺七坂)を上る

左右は寺院に挟まれた坂です。石畳の道になっているので趣があります。

途中から階段になっています。右側に曲がる階段があるので自転車に乗ったままでは行けないので注意しましょう。

 

源聖寺坂(天王寺七坂)の説明

登り口に源聖寺というお寺があるので「源聖寺坂」という名前になりました。

この説明文で一番気になったのが以下の文面です

「齢延寺」には、幕末に泊園書院を興して活躍した藤沢東畡、藤沢南岳父子の墓がある

これは、司馬遼太郎「世に棲む日日」の1巻で吉田松陰が大阪に行ったときに、藤沢東畡を訪ねたというあの人物ですね。

気になるので齢延寺にも寄ってみよう。

 

源聖寺坂(天王寺七坂)

左側の壁を見ると江戸時代当時をイメージすることができます。

 

源聖寺坂(天王寺七坂)を上る

少し上って振り返ってみました。いい坂ですね。このあたりから階段になっています。

 

源聖寺坂(天王寺七坂)を上る

ここからクネクネとした上り坂(階段)になっています。途中から住宅になっています。

 

源聖寺坂(天王寺七坂)を上る

坂を上るとドンキホーテ観覧車がちらっと見えました。

 

生魂山齢延寺:藤澤東畡・南岳先生墓所

源聖寺坂(天王寺七坂)齢延寺前

坂を上りきると左手に「生魂山齢延寺」が見えてきました。

 

源聖寺坂(天王寺七坂)齢延寺前

齢延寺前に「藤澤東畡先生場所」と書かれています。入ってみましょう。

 

源聖寺坂(天王寺七坂)齢延寺内、藤沢東畡の墓

右から、藤澤東畡先生の墓、藤澤南岳先生の墓、藤澤黄坡先生の墓が並んでいます。姓名が逆に書かれていました。

幕末の私塾・泊園書院の藤澤東畡藤澤南岳→藤澤黄坡→藤澤恒夫氏(作家)と続きます。

 

藤澤東畡の泊園書院については、関西大学に詳しいサイトがあるのでそちらで確認してください▼

参考:泊園書院~幕末・明治・対象・昭和における大阪最大の私塾(関西大学 東西学術研究所 泊園記念会)

 

源聖寺坂(天王寺七坂)齢延寺前

坂を上ると地盤が固いと言われている上町台地になります。見晴らしが少しだけ良くなります。このままいくと生國魂神社に着きます。

昔はこの上町台地から西側は海でした。「夕陽ヶ丘」と呼ばれているだけあって、当時は夕日が良く見えたそうです。

 

最後に

大阪・天王寺七坂の一つ「源聖寺坂」を上ってみました。くねくねと歩いて天王寺七坂めぐりができるようになっています。

このあたりは寺院が多く集まったりと江戸時代の一部が残っているので、当時をイメージしやすい場所になっています。

この周辺を歩いた後に司馬遼太郎作品を読むとより興味がわいてきますよ。

日本橋や谷町九丁目からスタートして天王寺までウォーキングするのも楽しいものです。

 

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おにぎり

・運営者名:おにぎり
・一児(娘)の父

公立大学や私立中高一貫校で12年間勤務。塾講師の経験もあり。図書館司書資格も取得。現在はWebサイトの作成・運営を中心に活動中

「子供英語教材(DWEディズニー英語システム)」「幼児教材や小学生の通信教育教材」「育児」や「子供とお出かけ」のブログを始めて11年目。経験をもとにブログを書いています。

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