子供が通っている小学校では毎年、漢字検定(漢検)を全員で受検するようになっています。
これまでは順調でしたが、漢検7級でストレート合格にストップがかかりました。
小学4年生の2月に受検した時にあと1問のところで不合格。それから4ヶ月たった小学5年生の6月に漢検7級をリトライし合格となりました。
漢字検定7級に合格した我が家の対策についていくつか紹介します。
対策については前回とほぼ同じですが、問題数も増え、さらに比重が変わっています。これから受検を考えている方は参考の一つにしてみてください。
漢検7級の満点、合格基準、合格率
漢字検定は年に3回(6月、10月、2月)行われていますが、小1の漢字が10級、小2が9級、小3が8級、小4が7級、小5が6級と続くので、各学年3学期の2月に受検するのがその学年の総仕上げとしておすすめです。
※ウチの娘のように2月に不合格となった場合は、次の学年の6月に再受検しましょう。
受検方法は1級から10級まで同じ。娘の小学校のように団体受検もありますが、個人で受検することも可能です。
漢検を受けたい人が10人以上集まれば団体受検も可能になるので、小学校などで仲間を集めて受検するという方法もあります。
漢検7級の出題範囲は「小学校4年生修了程度」と書かれている通り、小4向けの問題。
漢検8級までと異なるのは、小学1年生で覚える80字、小学2年生で覚える160字、小学3年生で覚える200字、小学4年生で覚える202字をあわせた合計642字が出題範囲となっている点です。
これまで小1、小2、小3で覚えてきた漢字を忘れないように継続して暗記していくことが重要になります。
漢検7級の満点と合格基準、合格率について、「漢検検査結果資料」を参考にしてまとめてみました。
満点
- 200点満点
- 読み:20点
- 同字の音訓読み:10点
- 漢字選び:20点
- 画数:10点
- 音読みと訓読み:20点
- 対義語:10点
- 漢字と送りがな:14点
- 同じ部首の漢字:16点
- 同じ読みの漢字:20点
- 熟語作り:20点
- 書き取り:40点
8級から10級までは150点満点でしたが、7級は200点満点です(20+10+20+10+20+10+14+16+20+20+40=200点)。
漢検8級までとは異なり、「同字の音訓読み」「漢字選び」「画数」「熟語作り」が新しく登場し問題数が増えています。
昨年と同様、音読みと訓読みや画数はセットで覚えていく必要があります。
漢検7級で新しく出題された熟語作りと、最後に40点もある書き取りが、娘には不得意とする問題で、実際受検した結果も間違いが多かったです。
熟語作りは10問中4問不正解、書き取りは20問中6問不正解でした。
対義語と画数が満点だったので何とか合格できましたが、「熟語づくり」と「書き取り」は試験の1〜2週間前に特に重点的に対策することで合格に近づきます。
苦手な分野を減らすのがポイント。
合格基準
- 70%程度
8級から10級までは80%程度が合格基準でしたが、問題数が増えた7級は70%程度が合格、200点満点中140点が合格基準になります。
なので満点を取る必要はありません。
日頃から書き順と音読み・訓読み、対義語、送りがなを意識して、少しずつ覚えていくのが良いと思います。
漢検7級合格率
- 漢検7級合格率:87.0%
漢検7級の平均合格率です。
漢検10級と9級を見ると、90%以上の合格率でしたが、8級や7級では合格率が少し下ります。
子供は2月に続いての再テストでしたが、前回よりは問題の内容が優しかったようで、少し7級にしては合格率が例年より高かったように思います。
以上を踏まえて漢検7級対策をしていきました。
漢字検定7級の合格対策
子供が漢字検定7級に合格したその対策をいくつか紹介します。
漢検10級、漢検9級、漢検7級と同様の試験対策をしました。大きく分けると「過去問」と「スマイルゼミの漢検ドリル」の2つだけです。
ほとんどの方は過去問だけでOK。
漢検7級の過去問を買って出題対策をした
「漢検実物大過去問7級」(公益財団法人 日本漢字能力検定協会)を買って、それをコピーして何度も対策しました。
この過去問には過去5年分の問題が入っています。
この過去問で合格率以上の点数を出せているのであれば、ほぼ間違いなく合格できます。
その理由は、漢検はは大きく問題内容を変更させないという基準があるからです。似た問題が多く出題されるということですね。
漢検7級からは「同字の音訓読み」「漢字選び」「画数」「熟語作り」が出題されているので、10級〜7級とは異なる問題にも慣れておきましょう。
5年分の過去問を解くと、子供の苦手な問題分野がわかります(ウチの娘の場合は「熟語作り」と「書き取り」でした)。
これがわかると、試験1〜2週間前から苦手な分野だけを重点的に対策すれば、以前よりも点数がアップしますよ。
(子供をやる気にさせるのが最も難しいのですが…苦笑)
苦手分野を減らすのが合格するために重要なポイントだと思います。
スマイルゼミ「漢検ドリル」で直前対策をした
漢検10級、漢検9級、漢検8級と同じくスマイルゼミの「漢検ドリル」で直前対策しました。
8級までは(上で紹介した)過去問だけでほぼ合格できますが、7級からは問題数も増えるので、苦手分野が多い場合に役立ちました。
スマイルゼミ「漢検ドリル」では全体問題やまとめ問題もちろんのこと、分野ごとの取り組みもできるので苦手分野の対策におすすめです。
漢検は級が上がるにつれ問題数と出題分野が増えていくので、高学年になると「漢検ドリル」に助けられました。
どうしても苦手分野が克服できない方や絶対に合格した方、さらに上の級に挑戦する方は試してみてください。
公式サイトはこちら↓
スマイルゼミでの漢検対策・合格率は95.9%
漢検7級に合格:感想・まとめ
市販の過去問とスマイルゼミの苦手分野対策のおかげで、漢検7級に何とか合格することができました。上が漢検7級の合格証書です。
200点満点・合格点が140点。ウチの娘は153点での合格でした。
小学4年生以降は漢字の数が増えてきて、覚えにくい漢字も増えてくるので、子供を見ているとこれまで以上に合格への道が遠かったです。
毎日の宿題で3〜5問ずつ覚えていくだけで簡単に合格できるはずなのですが、漢字の宿題は相変わらずただ書いているだけで覚えていません。
なので、漢検7級も直前対策だけになりました。
今回小学4年生の2月に受けた7級はあと1問のところで不合格。小学5年生の6月に再テストとなったのは、子供が嫌がって準備をしなかったからです。
前回の悔しさを少しだけでももっていたのか、直前対策は今回は少しだけですができました。
最後に出題される「書き取り」は40点分もあるので、合格するためにはここだけは絶対に対策しましょう。
漢検は一発合格しないと、級が友達と離されていきます。
そうならないために短期間でもいいので過去問対策をするようにしましょう。
次回の漢検6級は合計835字、合格率が80%前後と急に難易度が上がるので、今まで以上に合格への準備が重要となりそうです。
関連:スマイルゼミには漢字検定と同じ傾向の問題を勉強できるドリルがあるよ
漢検10級・9級・8級について
その後、漢検10級、漢検9級、漢検8級にも合格しました。詳しくは下のブログ記事をあわせて読んでみて下さい