前回、英検5級に合格したのは、小学5年生の時。勢いのまま続けて英検4級に臨んだものの撃沈。
この時は英検5級と4級の違いを実感しました。
あれからはケンブリッジ英検YLEスターターズを受験しましたが、英検4級は受けませんでした。
そんな娘が中学1年生になってすぐ英検4級を受験してみると、あっさりと合格したのです。
今回は英検(実用英語技能検定)4級のレベル、合格率、満点、合格基準、受験対策について紹介します。
記事の最後には試験後の感想も書いているので最後まで読んでみて下さい。
英検4級のレベル、満点、合格基準、合格率
英語検定(英検)は主に年に3回行われています(※)。1年に1回受験するのであれば、総仕上げということで3学期に受験するのがおすすめです。
(※コンピュータを使った英検S-CBTは頻繁に行われています)
受験時間は、例えば4級と5級を同時に受験できるように、午前と午後に別れています。英検4級は午前に行われます。
一般の会場で受験する場合は、試験日当日は待ち時間が結構長いです(近くの英語教室や塾、学校で行われる準会場だと待ち時間は短い)。
英検4級のレベルは?
英検4級は、簡単な英語を理解でき、またそれを使って表現することができるレベル。英語の学習を始めて最初の目標となる5級の次にめざす級で、レベルは中学中級程度とされています。
簡単な英語を理解することができ、それをつかって表現できることが求められます。5級よりも一段階上の基礎的でかつ重要な内容が出題されます。
娘の時代から小学生でも英語の授業はありますが、あくまで会話ベースでした。
リスニングと文法の両方に正解する必要がある英検4級のレベルは中学中級程度となっています。
小学生の生徒たちを見ると、積極的に取り組んでいる子供は英語力がありますが、取り組んでいない子供とのレベル差が結構開いているのを感じます。
ただ、周りの子供たちも子供向け英会話教室に通ったりしているので、英検4級までの合格年齢は下がってきていると予想できます。
英検4級満点
- 1000点満点
- リーディング500点
- リスニング500点
英検4級はリーディングとリスニングの2つを合わせた合計で合否が判定されます。
英検CSEスコアの満点は、リーディング500点・リスニング500点を合わせた1000点が満点です(英検5級のときは850点満点でした)
リーディング
- 短文語句・空所補充:15問(4択)
- 会話文の文空所補充:5問(4択)
- 日本文付き短文の語句整序:5問(4択)
- 長文の内容一致:10問 NEW
英検4級で初めて長文内容一致の問題が出てきます。英語の細部についての正確な理解を問う問題。
長文以外は似たタイプの問題です。
リスニング
- 会話の応答文選択:10問(3択)
- 会話の内容一致選択:10問(4択)
- 文の内容一致選択:10問(3択)NEW
リーディングもリスニングも両方3択か4択の問題になっているので、わからなくても選択することができます。
英検5級では「絵(イラスト)の内容一致選択」でしたが、英検4級からは「絵(イラスト)の内容一致選択」以外に「文の内容一致選択」もあります。
絵だけから絵と文の複数の問題に変わりました。
英検4級と5級はリーディングとリスニングの受験後にスピーキングテストもありますが、受験してもしなくてもOKです。
英検4級の合格基準
- 622点
英検4級は1000点満点で622点取れば合格。言い換えると378点分間違っても合格できるということです。この合格基準622点は毎回同じ。
英検はCSEスコアの合算によって判定されています。
英検CSEスコア導入後は、各技能の英語力をバランス良く点を取らないと合格できなくなりました。
例えばリーディングの点がかなり良くても、リスニングの点が悪すぎた場合は合格できないようになっているようです。
(基準を下回ると、例えリスニングが満点でも不合格になる仕組み)
娘はDWEユーザーなので、今回もリスニングの恩恵を受けて合格できました。
点数の開きがあると不合格になりますが、ある程度リーディング(文法など)も点が取れていれば合格できると思います(経験談)。
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英検4級の合格率
- 非公開だが70%程度だと予想される
英検4級の合格率は、漢検のように毎回合格率を出していません。
英検も2015年以降は公開されなくなりました。
毎年似た問題が出題されています。2015年の英検合格率は69.9%から判断すると、70%〜73%程度だと予想できます。
英検5級の正解率は80%程度だったので、少し難易度は上がっているのがわかります。
※2024年より英検3級以上の問題は大幅に変更されています。
英検4級の合格対策・勉強法
今回第1回の6月に受験しましたが、直前の英検対策はしていません。
12月の冬休みから2月までの3ヶ月間は英検対策をしていましたが、その後3月から英検の試験がある6月までは中学生になり、バタバタといそがしかったのと、娘が嫌がったので全くしていませんでした。
今回準会場で受けられる機会があったので、せっかくだからと受験してみたのです。
以上を踏まえて我が家の英検4級に合格するためにした試験対策をいくつかまとめました。
DWEのやりなおし、再チャレンジ
小学6年生からはディズニー英語システム(DWE)を使わなくなっていましたが、「30日間継続すると臨時お小遣いをあげる」と言うとやる気になったのです。
詳しくは「DWEをやりなおし!30日間再チャレンジの取り組み内容と感想・口コミ」にまとめています。
取り組んだ教材は以下の通り
- DWEストレートプレイ1-12
- DWEレッツプレイのプレビュー1-12
- DWEステップバイステップ1-12
- DWEファン&アドベンチャー
- DWEファン&ゲーム
- DWEトークアロングカード
30日続けるとまだ続けたいということで、3ヶ月ほど継続しました。
この中で最も効果的だったのはステップバイステップです。
Yes/No以外に5W1Hの疑問文(疑問形)の受け答えなどもできるようになったので取り組めて良かったと思います。
本当はこのまま続けて英検4級がある6月まで継続したかったのですが、中学生になり環境の変化で継続できなくなりました。
DWEに興味がある方は下の記事に詳しく紹介しています▼
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任天堂Switch「英検スマート対策」で英検4級の問題に取り組んだ
任天堂Switch(スイッチ)に「英検スマート対策」があります。
この中の「毎日英トレ」というのを、2ヶ月ほど取り組みました。
上で紹介した「やりなおしDWE」をする中で、英検4級にそろそろ合格したい思いがあったので、1回あたりの前半がDWE、後半が「英検スマート対策」の英検4級の問題をしていました。
「毎日英トレ」は問題が過去問10問出題され、それに一問一答していく内容です。
娘が苦手としている文法問題を中心に取り組みました。
何度取り組んでも同じ間違いを続けるので「英検4級の合格は難しいのかな」と思いながらも継続していました。
これも直前対策ではなく、3ヶ月前まで行ってきた内容です。
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書籍「英検4級をひとつひとつわかりやすく。」を使って解説した
任天堂Switch「英検スマート対策」でどうしてもわからなかった問題の解説に書籍「英検4級をひとつひとつわかりやすく。」を使いました。
「英検スマート対策」にも解説がすぐに出てくるのでわかりやすいのですが、娘がどうしてもわからない内容の問題だけはこの書籍で解説しました。
絵と図が多いので、わかりやすい書籍だと思います。
ディズニープラス「ミッキーマウスクラブハウス」「ブルーイ」を英語音声+英語字幕で見続けリスニング力をつける
ディズニープラスの中に幼児向けのアニメがあります。
この中に「ミッキーマウスクラブハウス」があり、超初歩的な英語アニメを見るのに役立ちます。
おうち英語を子供が嫌がったら、とりあえず親子一緒に「ミッキーマウスクラブハウス」と「ブルーイ」を見ていました。
ミッキーマウスクラブハウスを見ると、英語とは勉強ではなく会話であることを再認識させてくれます。
本来楽しいものであるのに、勉強色が強くなってきたら見るようにしています。
親子で一緒に見るのが継続するコツ。
ディズニープラスは月額料金は990円(税込)から。年間プランの方が15%オフになります。
月額料金プランはこちら↓
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英検4級に合格:感想・まとめ
英検4級を受験したのは、3ヶ月前まで英検対策していたからです。しかし、直前3ヶ月間は対策していなので、今回の合格は半信半疑でした。
中学1年生になり、マンツーマン子供英会話教室を辞めてしまったので、リスニング力の低下が気になっていましたが、結果は合格。
「受験してみないとわからない」というのはこのことですね。小学6年生の時に受験しても合格していたかもしれませんが、こればかりはわかりません。
リスニングのメリットを活かし英検4級に合格
今回娘のリスニングは67%の正解率でした。微妙な数字ですね(苦笑)。
英検5級の時は88%の正解率だったので、問題レベルは高くなってはいますが、リスニング力がかなり落ちてるかなと感じました。
それに対し文法などのリーディングは51%の正解率。もしかしたら49%だったら合格できていなかったかもしれません。
文法を含むリーディングは娘にしたら以前よりも正解率が上がっているので、DWEユーザーが得意とするリスニングとバランスよく点を取れたのが今回合格につながったように思います。
中学生で英語の文法を習っているもの影響している?
中学1年生になり英語の時間が増えました。小学生までは会話ベースでしたが、中学生は文法の時間も入っています。
娘にとっては暗記する単語や語彙もあるので、苦手だと聞いていますが、それでもいくつか理解できている部分もあるようです。
居残りをして問題を解いたりしている日もあったので、英語の授業が今回の英検4級合格に影響しているのかもしれません。
おうち英語の積み重ねで総合的に合格できた
「やりなおしDWE」、任天堂Switch「英検スマート対策」などを取り組んだのが3ヶ月前。
それからは直前対策をしていなかったので、合格できた要因はと聞かれると、年齢を重ねて総合的な英語力の積み重ねと言えるかもしれません。
もし直前まで英検対策をしていたら、直前対策のおかげになるのですが、今回は直近3ヶ月は全くしていなので、2歳からのDWE、マンツーマン英会話、おうち英語、小中学校での英語の授業などを合わせた「総合的な英語の積み重ね」で合格できたように思います。
約377点間違っても合格できるので、バランスを保ちながらも、リスニングなどの得意分野を伸ばしていくのが良いのかなと思います。
途中で何度も途切れた「おうち英語」ではありますが、それでも戻ってきては取り組んでいる時期もあるので、やりなおしはありだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
子供が合格して喜んでいるので、このままの勢いで「やりなおしDWE」の再開と英検3級対策ができればと思います。
他にも色々記事を書いているので、読んでもらえると嬉しいです▼
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我が家のDWEを10年以上使ってきた感想については下の記事にまとめているので、興味がある方は読んでみて下さい▼
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また、マンツーマン子供英会話についても下の記事にまとめています▼